売春を拒否した若い女性が夫の母に首を切断されて殺害される |   心のサプリ (絵のある生活) 

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 そして、驚愕し、人の心のなかに住む悪魔について考える。
 いまだ、こんな国もまだまだあるのです。









(CNN) アフガニスタンで14日、売春を拒否した若い女性が夫の母に首を切断されて殺害された。
事件はイラン国境に近い南西部ヘラート州で起きた。警察によれば、被害者のマー・グルさん(20)はパン職人である夫が出勤した後、夫の母とそのいとこから売春行為をするよう強要された。グルさんが断ると、義母らはグルさんの首をはねたという。夫と義父は事件には関与していなかった。
この事件について米アムネスティ・インターナショナルのスザンヌ・ノッセル事務局長は「アフガニスタンやその周辺の女性や少女が置かれている暴力的な状況を示す事件がまた起きた」と言う。
ノッセル事務局長は声明で、アフガニスタンやその周辺の女性や少女は「強姦されたり殺されたり、幼い頃に結婚させられたりし、教育を受けることを阻まれ、性的な権利や出産に関する権利を否定されている。基本的人権が保障されるまで、こうした恐ろしい悪弊は続くだろう」と指摘する。
また米国務省は「アフガニスタンでは女性や少女が売春や婚姻を強制されることがある。結婚を強制されたあげく、夫から売春を強要される場合もあるし、借金のかたや争いの和解の印として、親族が娘を手放す場合もある」と説明する。

アフガニスタンでは1996~2001年のタリバーン政権時代、女性の就学や就労、政治参加は認められなかった。04年には憲法で女性が教育を受ける権利を認められたが、いまだに地域によっては、女子の通学は危険を伴う。
家族によって虐待されたり殺されたりする例もある。7月には、不倫を疑われた女性がタリバーンである夫によって公開処刑された。
去年、13歳でアフガン軍兵士に嫁がされ、虐待されたサハル・グルさんの事件は世界に大きなショックを与えた。サハルさんは夫に強姦されたうえ、すぐに妊娠しなかったことをとがめられて数カ月にわたって地下室に監禁された。サハルさんは爪をはがされるなどの暴行を受けたほか、「女の務めを果たさなかった罰」として売春を強要されたという。
10年8月のタイム誌の表紙を飾って話題となった鼻のないアフガニスタン女性のアイシャさんも、嫁ぎ先から逃げだそうとして鼻と耳を削がれた。アイシャさんは現在、米国にいるが、虐待によって受けた心の傷は癒えていない。



カブール(CNN)  アフガニスタンで女性が不貞の罪を着せられて公開銃殺される映像を入手したことを受け、当局は9日までに、事実関係などについて捜査に乗り出した。
映像ではブルカ姿の女性に向けて男が銃を発砲。女性が銃弾を受けて仰向けに倒れてからも射撃をやめず、全部で9発を撃ち込んだ。見物していた男性の一群からは歓声が上がっている。撮影された日時は不明。
公開処刑が行われたパルワン州の知事によると、女性は反政府武装勢力タリバーン司令官の男2人と何らかの関係を持った疑いをかけられ、男たちが体面を保つために女性に不貞の罪を着せて裁判にかけ、処刑したとみられる。男2人もその後、別のタリバーン司令官に殺害されたという。当局は現地に捜査員を派遣し、事件に関与した人物を探している。
7日に映像を見た同国の女性議員は「この問題について真剣な対応を取る必要がある。女性として、人間として対応しなければならない」と涙ながらに訴えた。
米国大使館は8日、この事件について「冷血殺人」と強く非難する声明を出し、「女性の権利を守ることは世界において、特にアフガニスタンにおいて極めて重要だ。同国はタリバーンの支配下で女性の人権が無視され、損なわれ、侵害されてきた」と指摘した。
アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官も同日、「タリバーンが罪のない民間人、特に女性に対する残虐行為を続けていることは強く非難されなければならない」との声明を発表した。
同国で女性に対する暴力を行っているのはタリバーンに限らないと米国の専門家は指摘する。国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチがまとめた2012年版の年次報告書によれば、同国で生涯の間に肉体的、精神的暴力を受けたり結婚を強要されたりする女性はほぼ10人中9人に上っている。