感性の時代。
若い頃は、理論武装もしなければ、議論にも勝てないので、いろいろ勉強したつもりですが、
人の気持ちを動かすのは、最後は、パッションや、感情。
音楽はその意味で、魂の深いところに、ぐさっとはいってきますね。
若い頃は、ロック。
30代はjazz。
40代は、日本のポップ。
50代は、やはり、クラシックです。あと、jazzのピアノ曲。
しずかな曲や、アダージョなんかは最高です。
jazzならば、キースかな。
日本の首相のなかで、クラシックに造詣が深かったのはなんといっても、小泉首相だろう。
彼の本を読むと、詳しい詳しい。音楽遍歴 (日経プレミアシリーズ 1)/日本経済新聞出版社
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だから、庶民の気持ちをつかめたんだと思う。
今頃、彼の文句を言う人がいますが、政治家なんて、文句いわれて一人前なんですから、
あれだけ、リーダーシップある人は、今なかなか見つけられないと思うな。
ドナルド・キーンさんも、クラシックに詳しい一人。
三島由紀夫氏や、小林秀雄氏も、そうだ。
小林秀雄氏の、「モーツァルト」は今でも愛読書。
何回読んでも、鳥肌がたつなぁ。
彼が言うに、「芸術というのは人生といういわば歴史の中に埋もれたる人を救済する術をあみだすことだ」。
もっと簡単に言えば、生まれて、自分や他人の冠婚葬祭を経験し、最後自分が死ぬまでのこの人生に、深くて豊かな、彩りを与えてくれるのが芸術だということだ。
映画、漫画、小説、文学、絵、音楽、舞踊、バレー、そしてスポーツもまた、人の魂をゆさぶる。
最近、涙もろくなってきた。
もうすぐ、ロンドンオリンピック。楽しみだなあ。
必死に闘っている姿はほんとうに美しい。
そして、音楽のように、私の魂に直裁に触れてくる。
涙を流すことは、源氏物語を読んでも、日本男児は昔から、よくしていたと思う。
男だから泣くなと私もよく言われたが、30代後半くらいから、ほんとうに本を読んで涙、映画を見て涙、音楽を聞いて涙。
よくよく、涙がでる、恥ずかしい程に。
もう、だしっぱなしでいい!!! 今はそう思える。
涙したあとは、魂がリセットされたように、元気になれる。
音楽力/海竜社
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モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)/新潮社
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