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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク

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 この作者のダニエル・ピンク氏は、いくら知識を知っていてもそんなものは何の役にもたたないという。ひとりの人間の考え等は二束三文だとまで書く。^^


なかなかぐいぐいと引き込まれる本。
 サラリーマン時代から読んでいてまだ読んでいて心にひっかかることが多い。

 そんな中。


 この本のなかにもベートーベンは理屈が多く、モーツァルトはそのあたり右脳のみpureであると書かれていて興味深い。
 妻に、本を朗読させてそれを聞きながら、頭のなかに浮かんでいる♬をそのまま写し取ったという。
 つまり、本を妻に読ませることで左脳をいっぱいにし、右脳全開でイメージを拾うことに集中しているということ。

 よく子供でも天才的なそろばんの名手がいる。
 彼らは、頭の右脳に浮かんだそろばんを要ははじいている。
 かけ算だろうが、割り算だろうが、何万という単位だろうが、そこにはじかれた珠を読み取るわけである。


 羽生さんが、一度に何十人もの子ども達と将棋をしたりするのもそうだし、眼をつむったまま、二人の将棋指しと、同時に将棋もうてるのもそのような右脳のたまものなのだ。


 実は、現実世界で生きて行く為には当然左脳優位の世界であるから、左脳が発達している人の方が有利の筈なのだが、左脳だけの世界は「幸福」とは直結しない。

 「無意識」が意識の世界の成功や肩書きや友人からの賞賛などに疑いをかけることがあるからだろう。

  時として、ノイローゼに悩まされたり、自律神経がやられたりして、いつもイライラしていることになる。


  左脳と右脳が同時に機能してこそ、人の心や魂にも「平安」が訪れるのだと思う。









 
 このトルコ行進曲。
 『トルコ行進曲』は、西欧の作曲家がオスマン帝国の軍楽隊の音楽にインスピレーションを受けて作曲した行進曲。オスマン帝国は行軍の時にメフテルと呼ばれる軍楽隊を引き連れ歩き、その独自のリズム&メロディーは当時のヨーロッパの人々に大きな衝撃を与えたという。


  ふたりの行進曲を聞き比べると楽しい。


  ベートーベンのトルコ行進曲が学校の掃除の時間に使われているということを聞いたことがある。
 この事は何の無意識を暗示するのだろうか?   考えてみよう。