小学生の頃にアンリ・ルソーの森の中にたたずむふたりの男女を描いた絵に見せられた事があります。
題名は忘れましたが、★たまたまこれネットで見付けました★その森の神秘にやられた記憶がはっきりあります。
そして、「Le reve」
有名な絵画ですね。
泥棒美術日記を描いた佐々木豊氏が、書いていましたが、50歳をすぎた人たちに絵を教えていると、どうしょうもないほどに絵が下手な人がいて、皆、デッサンとか距離感とか、まったく無視をして、顔をキャンバスにくっつけて絵を細かく描いて行くタイプの人がいてそのなかにたまに天才的な人がいると・・・アンリ・ルソーもそんな一人ですね。たしか、50代過ぎてから画家になりましたね。80歳くらいから絵画をやはり描いた女流画家もいましたね。やはり細かく細かく動物やら人やらを書き込む人です。
このルソーにインスパイアされたファッションショーがあったそうです。
ジャングルの中の女性を取り囲む動物、不思議な花や草木を描いたルソーの「Le reve」のごとく、ミネラルや動物、植物がをモチーフとして取り入れたプリントが特徴的らしいです。ジャケットやミニドレスなど様々なアイテムに取り入れられたアクセサリーも印象的で、動物をモチーフとしたネックレス、チェーンタイプのイヤリングなど、ゴールドをふんだんに取り入れたゴージャスな内容、と紹介されておりました。
「Le reve」にはイタリア出身の詩人、ギョーム・アボリネールによる次の詩が添えられています。
この詩がまた、アボリネールらしく、言葉の炸裂と神秘にたいする敬愛を感じます。
【ギョーム・アボリネールによる詩】
「甘美なる夢の中のヤドヴェガ(ルソーが数年前に恋焦がれていた女性)
いとも安らかに眠りへと誘われ、蛇使いの笛の音を聴き、その瞑想を深く胸に吸い込む。
そして緑燃える木々の波の上では、月影が煌めき、野生の蛇たちは、曲の陽気な調べに耳傾ける。」