
近くにお店がほとんどないので、一件あるコンビニまで新聞を毎朝買いに散歩ついでに歩いていますが、歩くのは快楽だと最近つくづく思いますね。
身体に沈殿したさまざまな毒素が、風と新鮮な空気と森の樹々の色彩で、抜けていきます。
今、すぐに車に乗ってどこにでも行ける時代になりましたが、現代人はひょっとすると、まともに30分も自分の足で歩いている人はいなくなっているかもしれませんね。

歩くことの利点は、細かな自然のディテールが手に取るように肌に感じられることかな。
土の柔らかさなんかも、東京にいた頃は忘れてましたけど、土の上を歩くとほんとうにスボンジの上を歩くような優しさがあるんですよね。
ミミズがいたり、かまきりがいたり、トンボがいたり、まあたまには生物の亡骸も見つけたりもしますが、総合的に、死と生の営みを肌で感じることができるのは歩きでしょうね。