螺旋のように |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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螺旋が小さな頃から好きでした。

うずまきが、好きで、うずまきの形のものは、パンであれ、貝殻であれ、耳であれ、好きでした。

三島由紀夫さんが、陽明学を勉強していたので、それも調べると陰と陽は螺旋を描きながら、たかまっていくではありませんか。

心臓の病気で入院していた母親の心電図やらコンピューターの心臓の陰と陽はマイナスとブラスの極をあがったりさがったり。

そしてその動きがなくなれば、死。そのことが頭について離れませんでした。

仕事をしていても、恋をしていても、人生はいつも、陰だけが続き、陽だけが続くということはないです。

それらはただ、上下あるいは下上に揺れ動きながら、渦巻きのベクトルがただどこの方向に向いているかということだけが問題なんですね。

株の言葉でありましたね。

もう少しだもう少しだ、よし、なんて思っていると株が大暴落で大損。

しゅーんとして、まだまだだめだなあ、と思っていると思わぬ株の上昇でびっくりする。

これを「もうはまだなり。まだはもうなり」というらしい。

ただひたすらに上に行こうなんていうのは、だから、これはもう、螺旋ではないので、美しくない。