自分の時間 (知的生きかた文庫)/アーノルド ベネット
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Amazon.co.jpまんきつにて、また、朝を迎える。シャワーもあるので快適だが、やはり家から通う方がなんとなく充実感がある。
仕事の話を居酒屋にて。
仕事に自分の時間の半分以上いや下手をすると80%の時間をとられる。
アーノルド・ペーネットは、家に帰ってへとへとになり本も読む気が起こらないほど仕事をするのはやめたほうがよいと、「自分の時間」の中で書いている。
そしてイギリスの作家なのだが、電車の通勤時の読書を薦めている。
このあたりは、竹内均さんにしても、10.15分の時間の使い方がその人の人生をきめるということを力説しているので、私も、そのようにして小説を書きヒントアイデアを書き溜め新聞の切り抜きから面白い記事をひきだしまとめ、油絵を描き、ピアノをひいているのだが、少し油断をすると生活に流されてしまう。
その意味でもこのブログに少しの時間を利用してどんなことでも記憶の記録として残しておくだけで、数年数十年すると、膨大なる自分の生きた時間の記録が残るはずである。
脳の研究でも、一度体験したことを翌日に書く訓練をすると記憶に残りやすくなるということだから、楽しいことやおやっと思ったことや、本で読んでこれはすごいと思ったこと・言葉を書いておくと脳の中の普段つかわぬシノプシスが太くなるはずなのである。
脳とはまだまだ人類に発見されていない未知の力の集合場所である。
脳の受容体つまりレセプターの関係で、人の脳が自発的にDNAを進化させているという説もあるぐらいである。
つまり最近いろいろな病気が突然現れるのは、「脳が新しい病気を発現させている」ということらしい。
その理由は、生命体というものの進化のシステムの神秘なのであるが、人はどんなに恐ろしいエイズであろうが、水爆であろうが、未発見のウィルスであろうが、数パーセントの人たちは、「少し気分がわるいなあ」というぐらいで、完治する人がいるという事実である。
そして、人は「進化」する。
別な言い方をすれば、人は意図的に「人類をふるいにかけている」のかもしれない。
であれば、さらに、こんなひどい現代のさまざまなる問題、エイズ・自殺・親殺し子殺し・テロ・騒音・ごみ問題・温暖化・それらのすべての障害こそが、それらの障害にも影響されずに生き残り美意識によってたくましく生き抜くことのできる新人類の誕生につながっていく、「ふるい」なのかもしれない。
たくましく生きていく。生き抜く。どんなことにも負けない。生命の盲目的な偉大な力を信じる。
光の方向を信じる。