生田耕作   バタイユ |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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生田耕作。
バタイユやら、マンディアルグ、セリーヌの訳と言えば彼の右にでるものはいないと思う。
彼の言葉に対する偏愛、澁澤龍彦やら三島由紀夫との付き合いからくる美と狂とエロスへのつきない情熱。

フランスの国ほどエロスに対しておおらかな国はないだろう。
いちいち書かないが、日々新聞などにもフランス人のおしゃれで、人のことにはかまわないマイペースな生き方が書かれている。

私も昔、「ダンディズム」という彼の本を今から30年ほど前に旭川で買い、5年ほど前にオークションで売ってしまったことがあったのだが、その時に、その本を買われたのが確か生田さんの親戚か奥様かどちらかだったと思う。もうすでにそのメールも紛失してしまったが、「こんな貴重な本を安く手に入れることができてありがたい」というようなことを書かれてあったような気がする。
奥様ならばかおりさんなのだが、今となっては、調べようもないですね。

本に対する愛、これは彼から学ぶものはまだまだたくさんあると私は日々考えながら彼の写真を拝見しております。

学生時代から京都の寺町あたりに出没し、神戸の古本屋にもたまに遊びにいっていたらしいです。
確かに神戸の古本屋は彼の好きな作品がありそうな雰囲気です。


94年に亡くなってしまいました。残念です。