最初はバッハで、次が、ベートーベン。
普通の感覚で言えば、ベートーベンの方が聞きやすく、ドラマチックで聞くものに感動を与えるほどの作品、そう感じるのではないか。
しかしながら。
最初のバッハの曲はなんであれ、神への尊厳と畏怖があり、そこには「自分」「自己」というものが極力おさえられているのではないだろうか。
このことはモーツァルトにも言えることであるが。
私のように音楽大学も出ていないただの音楽好きであるからして、素人の素朴な意見しか言えないのだが、
食事の時に聞きたいのはバッハである。
ベートーベンの人生は調べたことはないがかなり宗教とはかけはなれた人間臭い、それゆえの、苦悩や悩み、トラブルの人生であり、そこには「自己」の発露はあっても「無私」は感じられない。
好きずきである、若い人は二番目のベートーベンの方に心を動かされるのではないでしょうか。
とにかく、ピアノの音はいいですね。
弾いているというよりは、軽く触れているタッチが気になりました。
つい、さきほど、フランス西部ナント市に寄贈されていた1枚の楽譜が、作曲家モーツァルト(1756~91)本人が残した直筆の楽譜と確認されたようですね。宗教関連の曲で、浮かんだメロディーを走り書きしたと見られます。
すごい発見ですね。