「あのように心中しても死体は汚いし皆に迷惑をかける」   淀川長治 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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友人宅に泊まり歩いていたら、久々に帰宅したら、金曜日につくった自慢の「醤油味付け根菜煮」が、
なんと腐っていた。あたりまえか、すっかり忘れて、冷蔵庫にいれておくべきだったなあ。もったいない。すべて、捨てて、後始末。
朝床屋。長めの髪を少し夏にあわせて短めに・・・遺伝子から判断して、禿にはならない系統。白髪がちらほら、見え始めた。年には勝てないなあ。

目・歯・脳から老化はくるらしいから、日々、運動と食事は気をつけて、周りの人に迷惑にならないようにしている。

先日も58歳の男性の孤独死を新聞でやっていたが、トイレで死んでも、きれいごとではない。発見が遅れたので、もう階下の人にまで、体液血液匂いで、ひどい迷惑をかけたらしい。それぐらいに、死のあとしまつは、残された人には大変なことなのだから。50万かかったほかに、消臭だけで別料金で18万かかったらしい。
ペットも可哀想にご主人さまの匂いのする床で死んでいた。

だから、一人暮らしの人は、常に、部屋によけいなものを置かないこと・・
60歳以上の死亡の65%が、部屋の中で、何かにけつまづき、それ以来歩けなくなったとか、骨をおったとか、部屋内事故が圧倒的に多いのだ。

それに、孤独死で一番多いのが、女性と違い、男性は50---60歳が一番多いのだ。肉体が最初にやられて、次に精神がぼろぼろに荒れて、酒に溺れる。そして、肝臓をわずらい、糖尿になり、トイレや風呂場で、けつまづくのだろう。

淀川さんが、最後の日を都内の有名なホテルで暮らしていた理由がわかる。キレイに死にたいと彼はいつも言ってた。だから、渡辺淳一の「失楽園」には否定的だった。理由は、当然、「あのように心中しても死体は汚いし皆に迷惑をかける」とのこと。これには私も同感した。

ただ、渡辺さんは医者なので、キレイな遺体をたくさん見ているので、以前ガスで自殺した女性のきれいだったことを何かの雑誌に書いていた筈だ。記憶が弱い私は「言葉」や「シーン」は絶対忘れないのだが、それがいつ・どこの雑誌に掲載されたということにはまったくだめである。
それをいちいち、白い紙に記録する輩がいて、感心はしても、自分にはできないともうあきらめている。
だから、「失楽園」の死はキレイと考えて書いたのかもしれない。

これから風呂。贅沢な昼ビール。

朝、吉祥寺のスタバにて、「羊の冒険」再読。完読。鼠が出てくるところはもはやホラー、全体的にはホラー童話の観もあるレシである。でも再読すると、その当時の他の記憶がぱあーと蘇り、少し若返った満足感があるのと、文体の比較が今おもしろくてしょうがない。
昨日の「豚」は「豚の報い」又吉栄喜であった。