「からだがうごかないからできることがある」  huruhon |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
至高体験の刻を大切に
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立川のサヴーニはなかなか、イタリアレストランでもレベルの高い食を供している。
オリーブ油にしても厳選して作ってあるせいか何回足を運んでもあたりはずれがない。何を選んでも、きちんと一皿一皿、味とコンセプトが違っているのが舌で感じられる。

庶民の味方。スパゲッティにしてもオリジナルの一皿980円はたまげるほど美味い。そして、魚介類で味をきめる別の○○スパは、ここはシチリアかと思われるほど。
ま、あんまり、大げさに書くと、しかられるかもしれないが今のところはここが一番気に入っていると書いておこう。

昨日、旅の最中に、20代のピアノ・フレンズと飲んだ。
パレエとピアノを習っている彼女は性格はきついが、今は絶滅したやまとなでしこ言葉を使う。
「ええ」
「おこしになりますか」
「はい、そう思います」
そうして、このような若い人と食すときに、いつも私は思い出す。
「恋とは神があなたの肩にふれることである」誰が言ったかもう忘れたが。

しかしながら。
50代が始まり、すでに54才になる。
あっという間に60才になろう。
しかしながら、私がこの東京に見る風景は、風と空気と光は、あの30年前の記憶とそう変わりはしない。
変わったのは人々の考え方だけである。
進化したのか退化したのか。
良くなっていくのか、悪くなっていくのか、私はしっかりと見て行きたい。

安吾が言ったように「生き抜け」「勝つって何に勝つんだ。大切なことは負けないことだろう」とにかく、人生とは「生き抜くことが一番大切だ」そんな、記憶の言葉が頭に残っている。

若い頃に何かを成し遂げて死んでいった天才達。
10代で天才的な詩を炎に投げ捨て、30代で商人になってしまったランボー。
20代で死んだ天才達ならばどの分野にでもたくさん思い出せる筈。
ラディゲ・ジェームズ・ディーン・ガロア・また死なずとも30歳からは何もやらずに普通の凡人としての生活者になった人たち。


そんな人にあこがれたこともあったが。
今は、体がいまいち、動かなくなってから頑張っている人に感動する。
いつかそんな第二の青春・第二の山登りで頑張っている人のこころの青春を書いてみたい。