昨日、板橋帝京病院にて、舌ガンの可能性はないでしょうと、診察医師から言われ、我ながらほっとした。
思えば、仕事中に、薄いガラスの上に乗り、それが壊れて、足の裏を深く切って入院した34才頃の事故をのぞけば、ありがたいことに、大きな病気もなく人生を送ってきていたので、舌の横に口内炎ができしかもそれが長くしびれたり痛みが続いたので、自分ながらも「ひょっとして?」と疑っていたのだ。
「ガンには4段階のレベルがあります。」 がっしりして少しお宅マニアのような雰囲気を持つ小さな目の坊ちゃん医者は言う。
「1から5まであって、悪性は4.5です。1は問題なし。貴男の舌はレベル2で、長年とがった歯が舌の横を刺激しつづけていたせいで、少し舌の表面が腫れて固くなっています。舌板病のような表面になっています。他の医師とも話し合い、このレベル2はガンの疑いはないという結論に達しました。」
「定期的に診断はこれから受けた方がいいのでしょうか」そう私は聞くと、
そのオタク医師は「心配ならばそうしてください。」
「ただいまのところ問題はありません。」と答えた。
しかし、今から15年ほど前、私の部下の女性が胃の痛みを訴え、よく吐くようになったというので、診察をすすめたことがある。診察後、医者が「なんでもない」という診察をくだしたのだが、彼女は安心し、そのまま仕事を続けていたが、それから半年後に亡くなった。
医師の診断もあてにならない、そう私はそのときに深く思った経験があるので、今回の舌も実は心配は完全に無くなった感じは持ってはいない。
ただ、食生活も自分では酒以外は気をつけているほうだし、親戚にはガンは少なく、心臓病が多いので、私もたぶん心臓で逝くのだと思っている。
ま、とにかく、ブログの皆様も健康には気をつかって、これからも楽しくブログライフを続けてくださいね。
死は恐くないが、死の直前までは、生き生きと自分の足で立っていたい、そう思う私です。
さて、そういう、少し心配から解放され、ふと行くところはもちろん古書店である。また買ってしまう。ついつい、調子にのって大量に。
○「音楽の正体」 渡邊健一 ヤマハ出版
○「生きることはすごいこと」 河合隼雄 講談社
○「365日今日はこんな日」 講談社辞典局
○「見えない博物館」 池澤夏樹 小沢書店
○「伊藤家の食卓」裏技大全集 日本テレビ
○「木綿・古布」骨董を楽しむ 別冊太陽 平凡社
○「ヨーロピアン porcelain」 骨董の旅ものがたり グラフィック社
○「西原理恵子の人生1年生」 小学館
○「ダーウィン賞」 講談社
○「世界朝食紀行」 西川治 マガジンハウス
○「京料理のこころ」西岡長久 かもがわ出版
○「四季の英国紅茶」 出口保夫 東京書籍
○「尊敬される国民品格ある国家」 渡辺昇一
○「パリの裏とうり」 高橋克典 ワニ文庫
○「絵画の見方」 ルーブル美術館 アネッテ・ロビンソン
○「南フランスプチホテルの旅」 東京書籍
そして、圧巻は「京都書院の原色日本の意匠---源氏物語」
「京都書院の原色日本の意匠---鳥虫」
「京都書院の原色日本の意匠---伊勢物語」
「京都書院の原色日本の意匠---松竹梅」
これらが、四冊でなんと4000円で買えました。普通ならば一冊1万円前後はするだけの印刷と仕上げです。
今日も生きてて良かった。本との出会い。2008.1.14