「またうどな犬踏みつけて猫の恋 」      芭蕉 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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生真面目な犬が門を守っているのを、恋に浮かれた猫がふみつけにして門の外に出てゆくことよ。笑えるね、これは今の男と女の図式そのものだよね。男はやはりまじめなんだよね、かたくなに、盲目的に・・生理的にと言ってもいい。法律・規則・ルール・枠・戦争・とにかくルールを守る破ったというところから男の人生があるみたいだ。それと比較すれば女の世界は、「女と文学は暖炉の火から生まれた」という諺があるが、もともと、女の世界は自由・結束・交通・恋・とにかく「ひっつく」ことが大好きなんだ。communicationもそうだよね。きりがないほどに、ひっつく。だから、男のcut-criticism 切るという作業がないと、女の世界は混沌としてくる。それは自然そのものの、混沌-カオスなんだけど、やはりカオスも切ることのできる-アポロがあったこそのディオニソスだろうと思う。
だから、昔の男は女にきびしく、いろいろ難儀をつけては、縛ったんだろうね。女も自由の地獄を無意識にわかっているからこそ、男を認め、縛られることを望んだのかもしれない。