高嶋ちさ子さんの虐待についての話【025】ゲーム機バキバキ事件 | 天風呂(アメブロ)

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2016年2月に高嶋ちさ子さんというバイオリニストの女性が、
教育と称して子供のゲーム機を破壊した写真を嬉々として
ツイッターやら新聞やらに上げて炎上した。

最近この人の名前がまた出てきたから
僕の思ってることを話します。


僕は基本的に大勢で一人の人間を叩くってのを
あんまりよく思ってないので
叩く側に付くのはなるべく避けてるんだけど。

この一件に関しては僕も批判する側に回った。
一応、大勢の意見に便乗してじゃなく
僕の価値観を基に その姿勢についたつもり。

 

 


理由は主に3つで

・親が小さな子に恐怖や圧力を与えることに憤りを持ってる
 自分も母親からやられてきた身だし。

・モノを大事にしたい派
 意図的に壊す行為そのものが嫌い

・ゲーム、任天堂が好き

YouTubeじゃゲーム機破壊動画なんてのがあるらしいけど
そういうのも嫌いだから見ないし。





この一件は僕がムカつく条件を3つ揃えたので。
僕個人としては心底胸糞悪い気持ちになった。



お子さんは母親のことを大事に思ってて
「僕は怒ってないのに、なんで関係ない人たちが怒ってるんだ!」
って 世間に対して 遺憾に思ったらしい。
それは正論だと思う。

僕は別に「子供のため」ってのを大義名分にする気は無い。
この話を聞いた上での僕の感想だから。
お子さんがどう思ってるかは関係ない。


相手を完全に悪とみなして 何をやっても悪く捉える、
っていう風にはしないようにしてる。


壊したゲーム機はその後修理に出して、
「サンタさんが直してくれた」って言って
子供に返したらしいけど
それはいい話だなと思った。


世間から叩かれて、実は結構落ち込んで、
その後反省したらしい。と書かれてて。

まぁ、反省したんなら…。
反省した人間を追い詰めるのはよくないよな、と思ったんだけど。




一年ぐらいして、なんかのバラエティ番組に出演した際
当時の炎上の話になって、叩いてくる世間に対して
「上等だよ!って思った」とか。言ってたらしくて。


あぁ、反省してなかったんだ。
って思った。

ガッカリした。






高嶋ちさ子さんは これまでの人生で
強者として周りから恐れられて生きてきた、といった
武勇伝みたいな感じで書かれてたんだけど。


僕が思うに、多分 この人が強いというよりは、
この人の育った環境、周りにいた人が
敵意を向けてこないか 自分より弱い人間しか居なくて。
横暴にふるまうことが出来て、自信がついて
自分が強い人間だと考えるように
なったんじゃないかな、って思ってる。

というか「自分は強い」って思ってる人間って
大概そんなもんだと思ってる。

「負け知らず」は 

どんな勝負でも勝てるんじゃなくて
負けさせる人間が周りに居なかっただけ。


でも自分じゃ気が付かない。

人格形成って殆ど環境による結果だと思う。

自分が強者だと思える環境に居て
考え方もそれに合わせて横暴になった。

「強者」というより ただの「高慢ちき」

今回この件で周りから敵意を向けられて
初めてヤベッて思ったんだろうな。




でもそういう立場ゆえの不幸ってのもある。
注意してくれる人間が居ないから改善のしようが無い。
気が付かないうちに嫌われていく。

この人はどうなのか知らないけど。
注意されても無視してきたのかもしれないし。
50年も生きてきたら誰かしらに注意されてるでしょ。


やっぱ人間って自分の行動が不利益な結果に繋がらないと
本気で反省したりはしないものなんだと思う。

「自分より強い人間からの叱責しか真面目に受け取らない」タイプ

なのかも。




ゲーム機バキバキ事件に関しては本当に胸糞悪い。
世の中不条理だな、と改めて思わされた。


でもそういうもんなんだよな、と。
やっぱり「所詮子供は親の所有物」って観点はあるし。

「所有物をどう扱おうと自由だし、その権利はある」んだよな。

力が強いんじゃなくて 環境的な強者でも
強者は強者だし、強者が弱者を蹂躙するのも自然の摂理。


僕は「どうあるべき」の話をしてない。
「事実どうあるのか」の話をしてる。







でも、幼い子供が親を慕う気持ちって
「価値観」じゃなくてただの「習性」。

どれだけ虐待された子供でも
「親と離れたくない」って言ったりする。


子供がある程度 物心つくまで育った時
その「補正」が外れて
親という個人に対しての本当の評価が現れる。


僕だって幼い頃は虐待みたいなことしてくる母親でも
世界一大事な人だったし。
でももう補正が外れてからはそうでもなくなった。

「感謝」はしてるけど一切の「好感」は無い。





それと、パワーバランスって一定じゃない。
成長や、老化に伴う肉体的な変化が全ての動物にある。
いつかは子供の方が 力が親を上回る。


自分がたまたま強い状況に居たのを良い事に
横暴に振舞ってきた人間が
その拠り所たる「強さ」を失った時、どうなるのか。
その時せいぜい怯えてほしい。


僕にとってそこに救いがあるし、それに期待してる。

それでも、息子さんが育ってからも
「母親は大事にしたい」って言い続けるようなら
それは息子さんの選択だし、
そういう結果に導いた高嶋ちさ子さんの”勝ち”だなと思う。
上手いこと洗脳したんだなと思う。





この一件で僕にとって1つ良かったことは、
自分の母親が全然マシだと思えるようになったこと。


僕も もう親なんか全然怖くないけど
別に仕返ししようとは思わない。


幼い頃に色々やられて、当時は分からなかったけど
常識が身についてから段々と
親が自分に対してやってきたことが
どれだけおかしかったか分かってきてムカつく気持ちもあるけど。

衣食住や娯楽を人並みに与えて育ててもらったし
感謝の方が上回ってる。

それに母親の暴力性の背景に、不幸が窺えたからね。
母親の背景にある環境だったり、
九州地方特有の女性差別とか
家事と子育ては女手だけでやるといった古い風習だとかで
母親1人を忙しい状態にさせてしまってた。

虐待はしたくてしてたわけじゃないんだなと思った。

子供の頃の僕の方にだって落ち度はあったと思ったし。
まともに勉強してなかったし。



僕の母親は過去の虐待に関して悔やんでるようで
僕が家を出てから一人で考える時間が増えたのか、
かつての虐待についての謝罪文が定期的に送られてくる。
あぁ、自分の罪と向き合ってるんだなと思った。

父親の方はずっと言い訳ばっかしてるけどね。




まぁ高嶋ちさ子さんはテレビとかで

虐待について嬉々として語ってたな。
楽しそうだなと。

 

やっぱりいじめって やる側は楽しいんだよな。

 

僕もいじめをやる側になったこともあるから。

楽しいし、デメリットでもない限りは自制をしようとしない。
僕は5倍か10倍ぐらいにしてやり返されたから、
止めて、反省せざるを得なかったけど。

そういうきっかけが無かったら、
誰でもこういう人間になる素質はあるのかもな。








この一連のゲーム機バキバキ事件の件で
自分のことではないとはいえ、
悔しいなって感じた。

反省したってのも嘘だったみたいだし。

虐待話を嬉々として話すのを番組で流すってことは
周辺の大人達もそれを肯定してるってことだと捉えてる。




分かんないけどね。

本当は反省してるんだけど、あんまり世間から色々言われ過ぎて
逆に「世間と戦う姿勢」になるしかないと思ったのか
本音を話すより、テレビを通しての演出、
キャラクター性なんかを優先して
敢えて嫌われ役を演じてるのかもしれない。

僕ら世間側の人間は、所詮この人について
メディアを通しての人間像しか知らない。


もしかすると僕の方が
いち家庭の いち側面だけを見ただけで
全てを知った気になってるだけで
高嶋さんちの親子なりの信頼関係があるのかもしれない。


何にせよこの人の子育ての方針が正しいかどうかは
10年したらその結果が出ると思うからそれに期待。