もしも

もしもの話

あなたが

僕を見て

笑ってくれたらなぁって


もしも

もしもの話

あなたが

僕にだけ

特別になったらなぁって


それはもしもの話

あり得そうもない話

それが切ない

それが悲しい


もしももっと早く出会えたら

もしもあなたに大切な存在がいなければ

もしも奪う勇気があれば


でもあなたはきっと

大切な人がいたから

今のあなたがいるんですよね


それは

もしも

もしもの話

あなたが

あなたに…



切なくて

悲しいけれど

でも今は

このままでいいんです


そりゃ傷つきたくないさ

そりゃ愛されていたいさ

そりゃいられるもんなら

甘い甘い世界で

のんびりまったりと

生きていけるなら

それがいいさ


だけど

だけど

そんなわけにはいかないから

だって

だって

僕には目標があるから

だから

だから

どんなに辛くたって

誰かに笑われたって

休みなんかなくたって


頑張るしかないんだ

やるしかないんだ




自分自身に

負けたくないから

僕には夢がある

僕には理想がある

でもその夢の

その理想の

叶え方が分からない


何度も悩みながら

何度も失敗しながら

それでも

信じてくれる人のため

自分の信じる未来のため

やっていくしかないのだと


僕には理想がある

僕には目標がある

でもその理想へ

その目標へ

進む道が分からない


目的地はあってもそこへいたる道はない

そんな言葉を聞いた事がある

道がなどないから諦めろと

いうわけではなく

道は自分で作るものだと

だから

やっていくしかないのだと


僕には目標がある

僕には夢がある

だから僕は生きていける

だから僕は生きていける

普通は届くことがおかしいんだ

わかってる

本当は届くわけないって

それでも

それでも

まだ届く

君のケイタイのメールアドレス


そのことに甘えて

送る文章

もう読む人はいないのに

もうみる人はいないのに


悲しみが僕を覆う時

幸せで満ち足りた時

1番に伝えたい君に

ただの自己満足ってわかってる

それでも

それでも

まだ送る

君のケイタイのメールアドレス


君にメールを打つ時

君にメールが届く時

ぼくは

君がいてくれた時間は本物だと

嘘でも

幻想でもなく

事実なんだと

信じていられる


君にメールを打った後

決して来ない返信を待つ

そして

君はもうここにはいないんだと

嘘でも

冗談でもなく

現実なんだと

実感してしまう


いつか

いつか

きっと遠くない未来

もうメールは届かなくなるんだろう

君のいない今

届くこと自体がおかしいのだと

わかってる

わかってる

それでも


誰も読まないケイタイメールに

誰も返さないケイタイメールに

ぼくは

届く限り

メールを送り続けるんだろう


このアドレスは

ぼくの中で

唯一

君がこの世にいたのだと

確信できるものだから…

ぼくらはみんなハートの形の入れ物を持っている

ぼくらはみんな自分のハートを満たすために生きている
ぼくらはみんな愛情に飢えた生き物だから

ぼくらのハートは満たされて初めて
他人のハートに愛情を注ぐことができる
その人はまた別の人に愛情を注ぐ
注がれた人はまた別の人に愛情を注ぐ
そしてまた別の人に…

ぼくらのハートは満たされ満たしあう
ぼくらの愛情はまわるまわる
そしてぼくらは生きていく



本当に…?


ぼくのハートには穴が空いてる
だからぼくは他人に愛情が注げない
そんなぼくは誰にも愛されない
だってぼくは流れを止めてしまうから
愛情はまわりまわる
ぼくはもらいとめる







穴が空いたあの日
ぼくは途方に暮れた
ぼくはハートのサイクルに必要ないのだと
烙印を押された気がした

そんなぼくを愛してくれた人がいた
穴を塞ぐための絆創膏をくれた人がいた
穴が空いたあの日以来
初めて満たされたことを感じた
だけど
だけど
穴から漏れ出した愛情が絆創膏をダメにした
あの人はまた絆創膏をくれた
あの人はまた絆創膏をくれた
あの人はたくさんの絆創膏をくれた
あの人のもつ絆創膏は底をついた
あの人は『僕には君を救えない』そう呟いてぼくの前から消えていった

ぼくの穴はまた少し
広がった気がした…



また別の人がぼくの前に現れた
その人は穴から漏れ出すよりもたくさんの愛情で
ぼくのハートを満たしてくれた
ぼくのハートを満たしてくれた
たくさんの愛情を注いでくれた
たくさんの愛情を注いでくれた
ぼくに愛情を注ぎすぎた
だから
だから
その人のハートは空っぽになった…
その人は『僕はあなたともう居られない』そう言い残しこの世から消えていった

ぼくの穴はもうひとつ増えた気がした…


また別の人がぼくの前に現れた
この人はぼくのハートより一回り大きいハートで
ぼくのハートを包んでくれた
ぼくのハートを包んでくれた
この人を満たした愛情が
そのままぼくのハートを満たした
だから
ぼくは他人に愛情を注げるようになった
それは
ぼく一人の愛情ではなかったけれど
初めてぼくも誰かに愛情を注げることを知った



ようやくぼくもハートのサイクルを回すことができるようになった
そうして初めて
ぼくだけが壊れているわけではないことを知った

みんな穴が空いていた
大きかったり小さかったりはするけれど
みんな穴が空いていた
1つだったりたくさんだったりするけれど
みんな穴が空いていた
みんな誰かと助け合って生きていた


いつか

いつか

こんなぼくでも

誰かを支えることが

誰かを助けることが

できたらいいな…