5月4日(祝) 快晴
私たちの「NPO法人 はりま田舎暮らしの会」は「公益財団法人 ひょうご環境体験館」との
協働活動として、野生のニホンミツバチを媒体とした環境講座を年に4回開いて、今年で5年目を迎えます。
昨日、その環境体験館の職員さんから、「本田さんの巣箱で蜂が騒いでるよ!」と
電話を頂きました。体験館の敷地内に巣箱を設置させて貰っているので、見に行きました。
群れは小さいですが、間違いなく分蜂群のご入居です。
今期6番目の分蜂群となります。
この場所を本命として入居を待ちわびていました。
と云うのも、年4回の講座の生きた資料として活用できるので、講座の内容も
充実させることが出来ます。
特に、9月に開催する「採蜜体験会」では講習生の目の前で蜜を切る実演と、採れたばかりの
蜂蜜を、それも「幻のハチミツ」と云われるニホンミツバチの百花蜜の巣蜜をその場で味わうと云う最高に贅沢な講座体験が出来るのです。
思ったより、数が少ないので巣の中を下から覗いてみました。
スノコ天井の隅っこにかたまっていますね。 時期的にみて、次女の第3次分蜂と
思われます。数は心許ないですが、流蜜の盛んな時ですし、若い女王蜂ですから
卵も沢山産んでくれて強勢群になってくれると思います。

動画で確認できますが、働きバチより一回り大きく、黒い蜂が飛んでいます。
(ちょっと、見辛い・・・?)
これが雄蜂です。分蜂のこの時期だけに出現して羽音がブンブンとうるさく聞こえます。
うるさい羽音から英語では雄蜂のことをdrone(ドローン)と云います。
最近の空撮用のドローンは静かですが、軍事用無人偵察機として開発された
当時のエンジン音がうるさくて、飛んだり、ホバリングしたりするので
ドローンと呼ばれたそうです。
さて、このドローンですが、自分で蜜を集める能力はありません。
身を守る毒針も持っていません。
役目はひたすら女王蜂を求めて交尾をするのが仕事です。(どこかのお父さん?)
空中で処女の女王蜂が交尾飛行にやって来るのを待ち受けて、運よく交尾が終了すると
その場で生涯を終えて落下してしまいます。
男としては、羨ましくもあり切ない生涯ですね~
それでは、女王蜂に巡り会えなくて交尾が出来なかった雄蜂は、(大半の雄蜂が交尾できない)自分で蜜を集められないので、巣箱に戻ってひたすら居候を決め込みますが、
交尾期が終了すると、雌の働きバチは居候を追い出しにかかります。
その光景は、男として哀れ以外のなにものでもありません。
私は何度も目撃をしましたが、身につまされる思いでした・・・
巣門の前で攻防が行われます。2・3匹のメスがオスに咬みついて追い払いにかかり、
巣門の前から地面に蹴落とされますが、這い上がって来て、居候させてくれと懇願をしますが
又、冷たく蹴り出され、地面に落ちていくのです。
何回か、繰り返されますが、最後には諦めて地面の上をトボトボと這いまわり、
いつかは飢えのため命を落としてしまいます。
一方、女王蜂は出来るだけ多くの雄と交尾をして、約2年分の精子をお腹に貯め込み
ひたすら、卵を産み続けるのです。
何処の世界も女性が逞しく、強いのです。
世のお父さん! 貴方ならどっちのドローンを選びますか・・・?
ひたすら女王蜂を求めて、目的達成と同時に昇天するか・・・?
働かず、ひたすら居候を決め込んで、飢え死にするか・・・?
どっちのタイプも、この世の中にはたくさん居る男性のように思えますがいかがでしょうか・・・?
この巣箱の帰り道に別の蜂場を覗いてみると、巣箱の前で偵察蜂が騒いでいましたので、
明日には7番目の分蜂群入居なるでしょう。 まさに只今、分蜂ラッシュです。