外籠もり救出作戦

初日は空振りに終わった。またパッポン通りで、行き交う人々を見ながら昼間で張り込みを行った。

そして今夜はソイに向かった。

こちらも同じく歓楽街であり客引きに聞き込みを行い、写真を配り連絡先を教えた。

夜10時を回った頃、日本の事務所から電話が掛かって来た。

以前、調査をしていた金を持ち逃げした山本の逃亡先が分かったと・・・。

やつも同じくタイに潜伏しているとの情報が入った。
同業者で現在タイに要るのは自分達しか居らず、賞金獲得も時間の問題かも知れない。

翌朝、山本の写真を持って空港に行きタクシーやトゥクトゥクの運転手に片っ端から聞き込みを開始した。
外籠もり救出作戦

深夜タイ到着した。
空港を出ると高温多湿のぬめっとした空気が襲ってきた。

取り敢えずホテルにチェックインし、すぐ彼らを探しに出た。

パッポン通りにある歓楽街一帯を捜索した。

メインストレートの入り口の屋台では、さそりや芋虫の唐揚げが売っていた。

通りを右に曲がれば、同性愛者の外国人が目をギラギラさせて相手を物色している。

真っすぐに進めば左右に春を売る女性達が手招きをしている。

奥に進めば屋台が立ち並ぶ左右にはGOGOバーがあり、店内では水着の女性達がポールダンスを踊りながら客を待っている。

一通り店をあたり、ストリートを見渡せる位置にあるGOGOバーのイスに座った。客引きの男数名に青年の写真を配り、見かけたらすぐ伝える様に金と携帯番号を渡した。
外籠もり救出作戦

マカオ市内にあるネットカフェにも聞き込みを行った。

ホテルやネットカフェに居た日本人からの情報によると、彼はマカオのホテルで知り合った日本人バックパッカー(仮名:佐伯)と意気投合しタイに向かったらしい。

行き方は陸路か空かは不明だったが先手を打つべくタイに飛んだ。

しかし佐伯に関して知る人物からはあまりいい噂を聞かなかった。
マカオに来る新参者のバックパッカーを利用して金銭トラブルなどの問題をたびたび起こしているらしいのだ。

酔うたびに佐伯はみなに
「親が大手企業を経営しているから、金には困らず自由に遊んで暮らせる。」と言う話がいつものクセであったらしい。
それに興味を示した奴らが佐伯の餌食になっているのだろう。



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