外籠もり救出作戦&賞金首を探せ

張り込みをして居ると、アパートの窓から頭を出して辺りをキョロキョロ見回す人物がいる。

こいつこそが山本だった。
国内なら気長に出てくるのを待ち捕まえる所だが、気長に出てくるのを待ち時間を浪費する訳にも行かない。

海外の為、多少無茶をする事にした。
外籠もりチームの1人にホテルから器材を運んで来る様に伝えた。

待つのではなく、こちらから乗り込む事にしたのだ。
今回海外調査の為、場合によっては危険エリアや紛争地域に行く事もあるので色々と装備を持って来た。
まずは防弾ベスト(レベルⅡ‐A)・ネットランチャーなど

準備を整えアパートに入った。

部屋からはテレビの音と男女の喋り声が聞こえた。
外籠もり救出作戦&賞金首を探せ

山本の場合、警戒心がついている為迂闊に姿を見られる訳には行かない。

しかもやつが入ったと思われる建物は、錆びれた住宅地の一角にあるアパートである。

タクシーの運転手に出入口を見張らせ、自分は対面するアパートの屋上に出た。
山本が居ると思われるアパートは4階建てで、部屋数は16部屋・1階部分は店舗になっている。

屋上から確認する限り山本らしき姿は見えない。

もう片方の青年と佐伯に関して張り込みしているチームから情報が入った。

現在市内にあるショッピングセンターで2人が食事をして居て、これからどこかに遊びに行く様な会話をしているらしいと。

今後の指示をし、自分は張り込みを続けた。
外籠もり救出作戦&賞金首を探せ

聞き込みが功を奏して有力情報が集まった。

中にはガセネタもあったが、ホントの情報があった。
1人のタクシー運転手が、山本によく似た日本人とタイ人女性を乗せたと言うので自分が実際に現場まで送らせた。

本人達と確認出来たら運転手には1万円の報酬を渡す約束になっている。


またトゥクトゥクの運転手からも、青年と佐伯を乗せ安宿を案内したと言うので別の調査員を現場に向かわせ張り込みを開始させた。

現場で下手に聞き込みを行うと対象者に気付かれる可能性もある為だ。

またここからが正念場である。
出来る事ならば両者とも確保して日本に連れて帰りたいと思う。