指定されたマンガ喫茶に到着したが、個室になっている為に息子の姿は確認出来なかった。

しばらくマンガ喫茶のドリンクバーを確認出来る個室に入り監視をした。

別の2班が建物出入口の監視、また周辺のファーストフード店やゲームセンターでの捜索を開始した。

マンガ喫茶内で張り込むこと3時間やっと息子がドリンクバーに現れた。

依頼人から聞いた服装ではなく上下スエットを来ている。

ここのマンガ喫茶で寝泊まりしている様子である。

息子の個室が分かったので隣の個室に移った。

個室の戸の隙間から中を確認したら、何やらオンラインゲームをやっている様である。

このまま誰かが息子に接触するのを待ったが、その後15時間はひたすらオンラインゲームに興じていた。

やっとゲームを中断し外へ出たと思ったら、ファーストフード店に入り食事をしまたマンガ喫茶に戻った。
初日はマンガ喫茶で丸一日ゲームしかしていない。
今回は息子の家出調査である。

依頼人はとある建築デザイナー兼建築会社の社長。

息子17歳が家出して、どうやら都内のマンガ喫茶に居るらしい。

場所まで分かっているなら自分で連れ戻しに行けばいいのだが、どうやら息子を悪い道に進ませている輩がいる。

たまに帰って来る息子を見ると、どんどん痩せて行くし凄く短気になったと

その悪い輩がどう言った人物かも調べて欲しいとの事であった。

依頼人には2人の息子が居るが今回家出したのは次男、長男は国立の大学に入り将来は医者になるそうだ。
だが次男は高校在学中に家出をしてしまった。

話を聞く感じでは兄と、いつも比較され頭に来ていたのだと思う。

息子の特徴や持ち物を聞いて驚いた。

服はすべてグッチ、靴はフェラガモ、肩掛けバックはヴィトン、そして時計はフランクミュラー。

その他指輪とネックレスはブルガリ。

家出と言うが、たまに家に帰って来ては母親が毎回10万渡しているのだと言う。
こんな高校が居たら間違い無くカモにされているに違いない。

早速話にあった都内のマンガ喫茶に向かった。

須賀の手に握られていたのは刃物ではなく。

黄色いゴム製のアヒルのオモチャであった。

そのアヒルを依頼人の頭に落とすと、素知らぬ顔をして通り過ぎて行った。

自分には須賀が一体何をしたいのか理解不能であったが、このアヒルのオモチャは以前依頼人がゴミの日に捨てた物であった。

その夜須賀は依頼人のアパート付近を徘徊し、依頼人が出したゴミを集積所から持ち帰った。

翌日翌々日も須賀はアパートから出てこず引きこもったままであった。

そして分析班から連絡が入り、須賀の作っているホームページが発見された。

ホームページの内容を見ると依頼人と同じ様に被害に合っている女性が3名居た。
名前すら載せていないが、事細かに特徴やゴミの内容まで記載されている。
ある程度相手にダメージを与えたあとは次のターゲットに移る様だ。
もう依頼人に対してのストーカー行為は終了したらしい。

過去の被害者を調べ依頼人と手を組み、須賀を訴える事になっり調査は終了した。