ちーっす!('∀`)ノ
さぁ、完全な趣味の世界のスタートです!('∀`)ノ
記念すべき第一作目に取り上げるのはこちら!
2009年KBSドラマ『ギョンスク ギョンスクの父』
オススメ度:
シムウンギョン度:
シム・ウンギョンは9歳から色んなドラマの主人公の子供時代を演じて大人気子役になり、この作品は15歳の時の主演ドラマになる。
さて、このタイトルでこのパッケージ、そしてどこで見ても公式の作品紹介が、
『朝鮮戦争を前後にした1950年代の現代史を時代背景とし、波乱万丈な人生を過ごして来た父、母、そして息子と娘が、同じ「家族」という名のもとで、それぞれ親として子としての立場から愛しながらも対立し、理解しようと葛藤を繰り返しつつ成長する過程を丁寧に描いた作品』
・・・なのである。
見たいと思いますか?(;´Д`)
この作品紹介、絶対このドラマを見てないヒトが書いたようです。
息子なんていないし!┐(´д`)┌ヤレヤレ
アメリカでのタイトルは”My Dad Loves Trouble"(私の父はトラブル好き)
舞台背景は合ってますが、ジャンルとしてはハートウォーミングコメディ。
オレが担当なら作品紹介はこうなります。
『朝鮮戦争を前後にした1950年代を時代背景とし、シム・ウンギョン演じる勝ち気で健気な少女ギョンスクと、家族をかえりみない自分勝手でスーダラな太鼓芸人の父とその継母、母と妹が父の所業に巻き込まれる底辺で波乱の人生模様!』
一話一時間、全四話のスペシャルドラマといった感じで、雰囲気としてはNHKの朝ドラみたいな感じなのです。(あんまり見たことないけど)
これがギョンスクの日常。
真ん中が父方のおばぁちゃんなのだが、ギョンスクの父の継母だから誰とも血がつながってない。けど文句ばっかで口うるさい。
ギョンスクの母は決められて結婚したのでこんな状況でも仕方ないと思ってる気丈な人。 シム・ウンギョンのギョンスクはこの村の子では一番年上らしく、姉御肌で気が強く涙もろい感情豊かな女の子。
お金ないから学校にも行けず、食事はもらいものや畑から盗んできた野菜。
いつもペコパーとお腹を空かしてます。
もうね、近所にいたら腹いっぱい好きなもん食べさせてやりたい( ;∀;)
前回少し書いたオレのおふくろとか中高年に韓国ドラマが流行った理由ってノスタルジーなんだと思うのだ。昭和初期、終戦前後の日本と何一つ変わらない。
ギョンスクはいつも赤ん坊背負ってお腹空かしていて、金持ちの子にいじめられてやり返したら悪くもないのに謝されたり。
でもそんなギョンスクにとって一番の悩みのタネは親父なのだ。
画像は前回からオレがコラージュで作った画像の元画像。
この親父がありえないw チャンゴという太鼓叩きで、お祭りや料亭の宴会でしのいでいるが放浪癖があり家にはあんまり帰らないしお金も当然入れない。
自分が一番で嘘つきで、人を騙したりお金盗んだりろくなもんじゃない。
一番ひどかったのが村に北朝鮮が攻めてくるんで村中で避難する時に、自分の身は自分で守れと言い残し一人で避難してしまう。ていうかお前らが避難してこの家がなくなったら困るからお前ら避難するな的な・・・。
で、このあとでこの作品で一番印象に残ったシーンが出てくる。
結局他の村人たちと避難する親父に置いていかれたギョンスク一家。
河原で渡し船を待つ村人たちをアメリカの戦闘機がなにを間違えたのか砲撃と機銃掃射してくる。阿鼻叫喚と逃げ惑う人々、撃たれて死んだり怪我をして倒れる人。
ギョンスクも頭から血を流し呆然としている。
母親が怪我をした放心状態のギョンスクを見つけ抱きしめる。
・・・すると放心状態のギョンスクが何かを見て幸せそうに微笑むのだ。
最初はおかしくなったのかと思ったけど、ギョンスクが見てるものがわかってなるほど・・・と思ったんだな。
周りは泣き叫び声であふれ、何人も倒れてる状況で自分も怪我をしてるのにだ。
基本ネタバレはしない人なので何を見たのかご自分で確認してください('∀`)ノ
・・・と言っても見る人もいないだろうから書いちゃうけど、この時ギョンスクが見ていたのは「牛」なのだ。
こんな状況なのに牛が避難民の乏しい食料であるおいもを食べちゃってる。
何が面白いの?とか意味がわかんないと思う人多いと思う。
けど人間って死ぬか生きるかって極限状態の時なんでもないものが気になったりおもしろくなったりするってのあるのだ。
シム・ウンギョンの演技も相まってこの演出はオレ的にはグッと来た。
まだまだ語り尽くせないのでこの作品はまたいつか取り上げたいと思う。
最後にYouTubeでエンディングのテーマソングを。
曲もそうだが映像で雰囲気がわかってもらえれば幸い。
ちょっと頭から離れなくなる歌である。
アンニョン♪('∀`)ノ 심은경