先日ブックオフで、ちょっと違和感のあるファミコンの攻略本を入手しました。
ファミコンの名作『スーパーマリオブラザーズ3』について
言及した”テクニック集”と銘打たれたものですけどね。
だいたいこういう攻略本にありがちな、
コースマップとか、隠しアイテムの場所とか一切掲載してないんですよ。
今でいう、ゲーム実況の様子を画面チャプタして、掲載しているみたいな感じです。
ちなみにこちらは二見書房が出版した攻略本。
こういうのが普通だと思うんですが、どうにもあの攻略本は違うみたいです。
で、そのテイストが何かに似てるなーと思ったんですよ。
そしたら、カバー裏に答えがありました。
あっ。
これか!
やはり同じ出版社、執筆者が書いた
『ドラゴンクエストⅢ』の攻略本というか、”公式ガイド”です。
公式といっているくせに、公式では掲載しなかったバラモスを倒した後の
アレフガルドの攻略(物語)まで明記されてます。
ために、エニックスから怒られたんだとか。
もうその時点で、公式じゃないじゃないですか(笑)
でこの攻略本、もっとスゴいのは原作に配慮してなのか、
掲載されているイラストは全くといって良いほど原作のかけらもないんですよ。
てか、表紙だけ見たら、いくら『ドラゴンクエストⅢ』と銘打っても、
これがドラクエの攻略本なんて思わないじゃないですか。
表題も『どらくえ3 謎の魔王をやっつけろ』ですよ。
こちらがイラストの一部ですが、ぶっちゃけ勇者が、その辺の村人レベル。
で、アイテムのデータとか、当然のことながらワールドマップもありません。
実況プレイをそのまま文字に起こしたレベル。
ゲームの画面を使うと火に油を注ぐ結果になるから、使わなかったのかもしれません。
同人誌として発売すれば良かったのかもしれませんが、
一般の書店に流通させちゃったんだもんなぁ。
その心意気、キライじゃない。