とあるパソコンのメンテナンス。
以前、私がお譲りしたモノですが、お客様がやや高齢の方でして。
ストレージがHDDだったり、Windows10だったりだったので、
お預かりして、SSDにして、Windows11にもさせていただきました。
その際に、ひとつ不安になられていたことがあったみたいで。
『勝手にパソコンの背景が変わるの!
私、変なことしちゃったのかしら?
それとも、ウイルスに感染している!?』
ああ、これもまた皇帝マイクロソフト閣下の嫌がらせ(余計な機能)ですね。
デスクトップの右上を見ますとこんなアイコンがあろうとおもいます。
「この写真に関する詳細情報」
別のお客さんから、「これがうざったいので消して欲しい」とお願いされたこともありました。
消したくても、右クリックしてもそのような項目がないから、消し方が分からないということ。
で、これなんですけどね、正体は『Windowsスポットライト』です。
要は、マイクロソフト閣下がオススメする風景写真を順繰り順繰り表示しちゃうよーという機能です。
パソコンを使っている最中でも勝手に変更されるモノだから、そりゃ何も知らないお年寄りはビックリするでしょうな。
ただ、その写真も、ランダムにというわけではなく、
Windowsユーザーが、例えばネットでどんなページを検索しているのかなどのデータを集めて
パーソナライズして、表示している可能性があります(実際そうなんでしょうけど)。
Windowsを使う以上、そういう情報が抜き取られているのは仕方ないのかもしれませんが、
翌々考えてみると怖い話かもしれません。
また、今は何も害のない写真ですが、これが広告とかにも応用されると、
これまためんどくさいことにもなりかねません。やろうと思えば政治利用もできてしまいますから。
さて、じゃあこれをどうやって消していくかですね。
デスクトップ上で、右クリックして『個人設定』を選びます。
そこから、『背景』を選択すると、この画面になります。
右側にドロップダウンメニューがありますから、
ここで「Windowsスポットライト」以外を選択します。
これだけです。
例えば、画像を選択して、自分の好きな背景(壁紙)しても良いだろうし。
それこそ、自分のお気に入りの写真・イラストをスライドショー化してもいいでしょう。
あと、ついでに画面の下にあるタスクバーについても設定を変更しておきましょう。
Windows11になって、デフォルトで真ん中に集まるようになってしまいましたからね。
Apple(Mac)を意識したのかもしれませんが、従来のWindowsユーザーにとっては混乱の元です。
こちらも、『個人用設定』から、『タスクバー』を選べば、
上記のような設定項目がありますから、『左揃え』にします。
これで、昔と同じになりました。
あと、お年寄りとかに喜ばれる設定もあります。
テキスト・マウスポインタのサイズです。
こちらは、設定の『アクセシビリティ』というところから入っていきます。
特にマウスポンタ(マウスカーソル)は、ディスプレイの解像度が上がってより小さくなってしまいました。
「いつも矢印がどこへ行ったか分からない」とお悩みの方にはやっておくとよい設定です。
『アクセシビリティ』から、『マウスポンターとタッチ』を選びます。
すると、サイズを変更できるところがあるので、
こちらで見やすい大きさに変更しておきましょう。
同じく『テキストのサイズ』というがあります。
ここは、純粋にテキストのサイズを変更するモノなので、
だいたい120%ぐらいにしておくとより見やすくなるかもしれません。
最後にテキストの微調整です。
大きくすると、文字がにじんで見にくくなるかもしれません。
そこは、『ClearType テキストの調整』を行って、
ハッキリ・くっきり見えるように調整しましょう。
『個人用設定』の『フォント』のところにあります。
これらの設定ですが、私がお客様のところにパソコンを収めるときにいつもやっている設定です。
参考にしてみてください。