先日お預かりしたデスクトップパソコン。
急にOSが起動しなくなったということで、相談されました。
メーカーのロゴが表示されるところまではいくのですが、
その後黒い画面のまま先に進みません。
おそらくWindowsUpdateの失敗かなにかでOSがおかしくなったのだと思います。
んで、まずは回復環境からシステムの復元なぞを試みようと思ったのですが、
ごらんの有様でして・・・。
ああ、BitLockerが発動していたか・・・。
マイクロソフトが今のWindowsに搭載しているストレージの暗号化システム。
パソコンが盗まれてストレージが外されても、簡単には情報が取り出せないっちう
セキュリティなんですがね、今回のようにパソコンが
クラッシュしてもそれが発動しちゃんうんですよねぇ・・・。
で、それを解除する暗号化キーってのは、
そのパソコンをログインするときに使われたマイクロソフトアカウントに格納されています。
なので、他のパソコンからログインすれば、そのキーが分かるります。
ところが、ここで2段階認証が設定されていると、
パスワードを入力しても自分のマイクロソフトアカウントにログインできません。
今回は幸い、そのマイクロソフトアカウントとして設定されているメールが見られる
他のパソコンがあったので、コードを入手してログインすることができました。
でも仮に、そのパソコンでしたメールが見られなかったらどうでしょう・・・。
考えると怖いですよね。
さて、なんとかキーを入手できました。
それを活用して、Windowsを修復していきます。
なんとか、ほぼほぼ元に戻すことができました。
そして、確実にBitLockerを殺します。
ってかね、セキュリティがそら大事ですよ。
でも、万が一があったとき何もできないってなんなんですか。
ぶっちゃけ、マイクロソフトにデータを握られているようなもんですよ。
ちなみに、私がお譲りするパソコンは、
総じてローカルアカウントで設定をし、BitLockerも殺してます。
あと、必要応じてOneDriveも殺します。
余計な機能はいらん。