「ノートパソコンのヒンジカバーが外れちゃって・・・」
と相談を受けまして、直しにお伺いしました。
NEC(レノボ)製のノートパソコンで、
液晶交換で何度か分解したこともあるので、そんなに戸惑いはなかったですね。
そもそも何故外れてしまったのかは分からないとのことですが、
そのまま外れるなら、そのまま取り付けられるんじゃないか?
とお客様で何度かやってみたけでど、上手くいかなかったみたいです。
実は、このカバーは、横からスライドさせて固定するようになってます。
だから、このままの状態で、無理矢理取り付けようとすると、
ツメを折ってしまうので、危険です。
私も何度かやっちまいました(;^ω^)
というわけで裏ぶたをあけて、モニターと本体をバラします。
NECなのに、レノボのバッテリー(お約束)
第8世代のCore i3を搭載した比較的新しいパソコンなんですが、
ストレージはHDDでした。
これじゃ、動きが遅くて大変だろうと思っていたら、
IntelのOptaneメモリが仕込んでありました。
これは、HDDから読み込んだデータをOptaneメモリに一定量キャッシュすることで、
SSD並の処理スピードを実現しようというものです。
SSDが高価だった頃はまあ、リーズナブルで大容量を確保しつつ、
動きもまあまあだったので、良かったかもしれませんが、
SSDの価格がどぉんどん下がっていったのと、
実は、1TBのストレージもぜーんぜん必要ない(クラウドサービスが充実してきた)ってことで、
その優位性がどーんと下がってしまいました。
オマケにシステム的にも複雑になります。
そんなこともあってか、これを提唱したIntelは早々に撤退したみたいです(笑)
初登場は、2017年頃みたいですけど。
ぶっちゃけ、M.2スロットが使えるんだったら、普通にSSD付けるよね?
んで、HDD部はデータ保存用のDドライブかなんかにして、使い分ければ問題ないじゃん。
そんな話はさておき、ネジをチョイチョイと外せば、
簡単にモニター部を分離できます。
こっからヒンジカバーを右側から左へスライドさせて・・・
ピタッと。
10分ぐらいで作業完了。
ツメが折れてる様子もなかったので、どうして外れてしまったか分かりませんが、
まあまあそういうことって時々ありますのでね。
そういうときは、落ち着いてご相談下さいませ。