昨日は、故あって愛知県常滑市にある盛田昭夫塾にやってきました。
盛田昭夫さんといえば、井深大さんと並ぶソニー創業者のひとりです。
その実家が酒蔵で、常滑市にあるというのはどうもあまり知られてないようです。
東京の友人が、こっち方面へ来るというので、それであるならば、
ちょいと見に行こうや、とお誘いした次第です。
あと、先日『カカチャンネル』で盛田昭夫さんの動画を見たからというのもありますな。
館内は一部を除いて撮影自由で、ストーリー仕立てに展示がされています。
盛田昭夫さんの功績を綴った年表。
下のショーケース、イチバン右はソニーの制服ですね。
その隣は、ウォークマンの周年記念の時に制作された、
ティファニーコラボのウォークマンです。
外装は真鍮×金メッキ、ティファニーの刻印入りです。
没後、送られた正三位、勲一等旭日大綬章の勲章、その実物も展示してありました。
話はそれますが、いわゆる大和朝廷というのは現存しています。
天皇陛下がおわしますことがその証左です。
中学校に、日本の歴史で大宝律令に代表される、律令制というのを習ったと思いますが、
実はそれは今でも脈々と受け継がれているのです。
水戸黄門でおなじみの、水戸光圀さん。
先の副将軍と称させるように、現役ではないのです。
でも、どうして悪人があの印籠を見せられて、平伏するのかというと、
後のシリーズでは言われなくなりましたが、
先の副将軍であることと、権中納言であることが影響しています。
権中納言は、官位では従三位に相当します。
その従三位は、官位で言うと上から6番目。
ちなみにイチバンてっぺん(正一位)は、神様レベルの方しかなれません。
しかも没後授与です。
当時の一般的な大名が従五位下ないし従四位下なので、
まあ、雲の上の存在なんですよ。徳川家であることも含めて。
その権威に平伏しているわけですね。
更に、没後は正一位の位を授与されています。
詳しくは、調べていただくとして、だいたい政治家がほとんどなので、
実業家というのは珍しいのです。
先に亡くなった(1997年)盟友の井深大さんも、同様の栄典が授与されています。
そんな井深さんとの絆を描いた展示もありました。
また、こんな展示もありました。
せっかくのなので、”金子城治”として、
そして、”妖美雪”として奉納(?)しました。
こんな偉人が愛知県出身だなんてね、恥ずかしながら知りませんでした。
どうしても愛知県というと、トヨタが頭に浮かんでしまいますが、
ソニーも、愛知生まれだったという事を忘れないで欲しいかなと思います。