今朝は、豊橋市倫理法人会の経営者モーニングセミナーがございました。
倫理法人会の経営者モーニングセミナーは、BNIのように出席規定はありません。
なので、学びたいときに学ぶ。他者の(成功した、失敗した)実践を聞くことで、自分の実践の見直す。
ある倫友によれば、
「『万人幸福の栞』を片手に純粋倫理の実践に取り組んでいるけれど、
自分では実践をしているつもりでも、どうしても践(みち)を外れてしまうことがある。
だから、毎週ここ(MS)に参加して、その践(みち)を糺している。」と。
地域の著名な経営者に限らず、地道に頑張っている経営者の体験談を伺うと言うことは、
自分の経営に関して、参考になることは間違いない。
それが、たったの月1万円(税込)で学べてしまいます。
また、希望すれば長年倫理実践・倫理経営をされている経営者から1対1で経営に関するアドバイスをいただけます。
もちろん、これも倫友であれば無料!です。
さて、本日のモーニングセミナーは、
一般社団法人倫理研究所より、
長年純粋倫理を研究されていらっしゃた徳江秀雄名誉研究員がお話ししてくださいました。
長年というのは、研究所に入所されたのが、
1980年ですから、私の年齢以上に研究に携わっていらっしゃいます。
本日のお話しも、かなり違った切り口で、大変に面白いものでした。
というか、何より声の張りが素晴らしい。あっ!という間に約40分が過ぎてしまいました。
講話のテーマは『生きぬく力』でした。
昨今、文部科学省の諮問機関、中央教育審議会でも、
初等教育において「生き抜く力の確実な育成」が成果目標1として掲げられています。
そこにおける『生き抜く力』というのは、主に学力などがクローズアップされ、
「なぜその力が必要なのか?」というのがすっぽりと抜け落ちています。
そして、一番肝要なのは、徳江名誉研究員がおっしゃってましたけど、
「例えば、ジャンプするとき、かならず一旦かがみますよね。
かがんで、足をバネにしなければジャンプできない。
じゃあ、「生きぬく力」に対するこの”かがみ”の部分はなんなのか。
それは、『(私たちは)生かされている』ことを自覚することだ。」(発言要旨)
すなわち、恩意識であると。
私たちは決してひとりでは生きていられません。
この生命も、父母、父母の父母(すなわち祖父母)、
またその父母・・・と連綿と命のバトンを受けて生を受けました。
また、生きていくためには他の命をいただかなければなりません(いわゆる食事)。
他の命というと、大げさかもしれませんが、肉・魚はもとより、野菜にしろ、果物にしろ、
働きをしている(地球を構成するもの)もの、全てに生があります。
私たちは、それをいただいて生きています。
もちろん、忘れてはならないのは、それに関わる多くの人たちの働き。
それらに感謝することで、じゃあ自分もその恩に報いらなければならない。
だからこそ、一生懸命、生きていこう、生きぬいていこうという気持ちになるのではないでしょうか。
そう考えますと、漠然とただ生きていることのなんと申し訳ないことか。
わがままをいたすことは、これらの恩を仇で返すのと同じ。
それが、どうして平気でいられよう。
本日のモーニングセミナーは、まさに逆転の発想。
大きな気づきをえました。また、ここ最近もやもやしていたものが、
ハッと日本晴れのように晴れた気がします。
毎週の学びでもって、自分の践を糺し、まっすぐ生きる。
モーニングセミナーの醍醐味です。