勉強することは苦難であり、その先にあるのは福門である | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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毎週火曜日の早朝は、豊橋市倫理法人会主催の経営者モーニングセミナー。

今週は、岐阜県倫理法人会モーニングセミナー委員長の安慶陽様にお越しいただきました。

 

8年前に独立して、BNIに入会してからもそうですが、
とにかく学ぶことは止めませんね。
なぜなら、学ぶことを止めてしまったら、
当然、そこで成長は止まり、あとは転落するだけですので。
 
というか、そもそも売上を上げたいと願うのなら、
それだけ世の中のお役に立たないといけません。
であるならば、自分の器を大きくする必要があるのではないでしょうか。
いつまでたっても、同じ器では、売上なんか上がるハズがありません。
なのに、どうにかして学ばずに売上を上げることばかり考えている
経営者がどうしてこうも多いのであろうか。
 
さらにタチが悪いのは、
創業した頃はそれこそ一生懸命歯を食いしばって頑張って、
会社を成長させ、そこそこの地位を確立すると、
いっぺんに学ぶことを止め、そっからは既得権益を守ろうとする。
当然、考え方も硬直化、変わることをしなくなる。
 
これは日本人のものすっごく悪いクセで、
特に近代は国を挙げてそれをやらかしてます。
 
例えば、明治維新時には、欧米列強に肩を並べんと富国強兵、
日清、日露戦争にも勝利して、
第一次世界大戦では、連合国側として参戦。
見事に欧米列強の仲間入りをしました。
ところが、その後の転落は目も当てられません。
 
そして、第二次世界大戦後、焼け野原からの復興、
高度経済成長、『Japan as No.1』と呼ばれた事もありましたね。
そして、バブル経済に突入、このまま景気は上向き!と思った矢先、
バブルがはじけて、永遠に失われた○○が続いています。
企業の売上は低迷を続け、給料も変わりませんね。
企業も不祥事が続いています。
 
これは、経営者が学ぶことを止め、
既得権益を守ることに終始した結果じゃないでしょうか。
 
何も、国や企業だけじゃない。
どうしても、何か模範とするものがあって、
それに近づきたい、それになりたい!と思っていると、日本人って頑張るんですよ。
でも、自分がそれになると、途端に学ぶことを止めてしまうんです。
だけど、これまで確保した権利は維持したい。
すると考えは内向きなる。新参者、新しいものには難癖付けて拒否する。
ただただ自分のために・・・。
 
モーニングセミナーに参加して、『気づきをありがとうございました』と言う人は多い。
これは安さんもおっしゃってました。
私も、色々な発見があります、でもそれだけで終わってはしないか。
安さんは、『気づき』を『傷き』と表現しています。
学ぶ事って、「至らない自分と見つめること」からの出発。だから、『気づく(傷く)』。
至らない自分をよりよくするために、できない自分をできるようにするために勉強する。
自分の内面と対峙することは、ある意味では苦行あろう。
こんなにもできないのかとがっかりすることもあるからだ。
だけど、それをしっかり受け止める。その受け止めこそが苦難だと思う。

 

そして、その苦難を乗り越える近道というのは、やはり色々な人にあうことじゃなかろうか。

実は、私は会社を辞めてすぐに独立するつもりはなかった。
半年間ぐらい期間工でもやって、お金を貯めてから独立しようと思った。
「そんなこと(期間工)やって、何が残るだ?
 そんな時間があったら、さっさと独立して色んな人に会ってこい」
と叱責して下さいました。その結果、今の私があります。
 
人は人でしか磨かれません。
そしてそれは、日本人の得意とするものであります。
目標とする人を見つければ、成長も早い。
安さんは倫理法人会を『テーマパーク』と表現しました。
なぜなら、目標とする人がたくさんいるから。つまり、アトラクションが豊富で、しかも楽しく学べる。
普段は絶対出会わないような人にも出会うことができる。
BNIでもそれはできましたが、模範となるべき大ベテランの経営者がいらっしゃるのは、
やはり倫理法人会じゃないかなと。
 
自分を見つめ、色々なヒトに会い、己を磨いた時、
きっと福門に到達するに違いない。