BitLockerは諸悪の根源?? | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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本日ご紹介するのはこちらのノートパソコン。

比較的新しいノートパソコンで、CPUも申し分なしなんですが、

『動きが悪い』ということでお預かりしました。

 

動きが悪いというので、SSDに換装してチャンチャンかなと思いきや、

 

 

いや、もう既にSSDやしwww

しかも、M.2 NVMeタイプなので、動きはそんなに悪くないはず。

また、データストレージとして、HDDも備えてます。

 

じゃあ、別に原因があるだろうといことで、

色々と調べてみると・・・

 

 

Windows10のバージョンが1909のままで停まっていました。

おそらくこのバージョンアップが引っかかっていたために、動きが遅いんだろうと推測します。

 

 

そこで、マイクロソフトのWindows更新アシスタントを用いて、更新を行うのですが、

何度やっても、Windowsがアップデートしません。

 

そこで、Media creation toolを使って

作成したインストールディスクと使ってアップデートを試みたのですが・・・

 

 

なんじゃこりゃ。

 

「0xC1900101 - 0x30018

 SYSPREP_SPECIALIZE 操作中にエラーが発生したため、

 インストールはFIRST_BOOTフェーズで失敗しました」

 

おっと、こりゃ初めての経験だぞ(;^ω^)

ひょっとしたら、これが動作が遅い根本的な原因だったのかもしれません。

とはいうものの、どうやってこれを回避したら良いものやら。

 

いろいろ調べてみると、『初期状態に戻せ』『クリーンインストールしろ』ぐらいしか情報がありません。

いや、それじゃ意味がないんよ。

 

参ったなぁと思っていたところ、そういえば以前、

クローンで失敗したときに試した操作がありました。

ひょっとしたら、それが原因かも?ということで、やってみます。

 

 

それは、デバイスの暗号化(BitLocker)を解除することです

これがため、今回の動作が遅いとか、Windowsがアップデートできないとか、

何かしらの不具合を起こしているんじゃないかと。

 

 

解除後、改めてWindowsアップデートを行ったら、

無事にアップデートすることができました!

 

今後は、クローンやアップデート、その他不具合が発生したとき、

このBitLockerも疑ってみたいと思います。

セキュリティという観点からみたら大切なことかも知れませんが、

それが為に仕事ができなければ本末転倒です。

 

そもそもこの仕組みは、パソコンからストレージが抜き取られても、

他のパソコンで読み込みができないようにするものです。

ということは、パソコンごと盗まれてしまったら、結局意味がないわけで。

 

外部ストレージ(USBメモリなど)にとっては、有用でしょうけど。

内蔵ストレージに対しては意味があるのだろうかと思ってしまいます。