ソニー、おまえもか。VAIO SVE151B11N | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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さーて、本日のノートパソコンは(笑)

まだソニーが作っていた時代のVAIOノートパソコンです。

 

VAIOは現在、ソニーを離れてVAIO株式会社が作っています。

2014年にソニーが日本産業パートナーズ株式会社に譲渡し、

生産はそこで行い、販売はソニー(ソニーマーケティング)で行っています。

 

VAIOは、1996年に初登場し、17年以上の歴史を刻んできましたが、

2000年の中盤以降、どうもお荷物と見られていたみたいで。

 

というか、ソニーって今やエレクトロニクスというより、

金融やゲームが収益の柱じゃないかと思うようになりまして・・・。

ひとむかしは、オーディオもとても気合いの入って製品が見られましたが、

今や、オーディオファンから見ると、(´ε`;)ウーン…と食指が動かない製品ばかりで・・・。

 

というか、確実に“売れる”“儲かる”というモノしか作らないって感じですね。

もっと、挑戦的かつ技術革新的な製品を作って欲しかったのですが。

守りに入ったことが、Appleと明暗を分けたんでしょうなぁ。

 

盛田さんと井深さんが、ジョブズと同じ世代に生まれていれば

ソニーもここまで落ちぶれなかったのではないかと思います。

 

ま、そんなノスタルジーに浸ることはおいといて、

これもまた、パソコンが遅いというご相談です。

 

他にも・・・

 

 

・ヒンジが浮いているので直して欲しい

・内蔵されている無線LANが使えなくて困っている(現在はUSBで凌いでいるが)

 

これらも含めて解決していきたいと思います。

 

ちなみに、ヒンジの浮きはただ単純に、ネジが留まってなかったというオチでした(笑)

 

 

さて、いつものようにクローンをしようとしたところ、

出てきました、パーティーションエラー(´;ω;`)

 

こちらも、例のシステムイメージの作成と復元でSSDへの換装をやっていきます。

 

 

ただその前にパーティションを弄らないといけないので、

目的のSSDのサイズに収まるようにパーティションを変更します。

 

 

640GBという中途半端な容量のHDDを搭載していたのも、アレですがね。

 

 

このパソコンも、HDDの交換には

裏ぶたを全部外す必要はありません。

 

加えてメモリも増設していきます。

 

 

搭載されていたのは、サムスン製のHDDでした。

現在、サムスンはHDDを製造していません。そういう意味では、大変珍しいかもしれませんね。

 

 

あと、無線LANが使えない問題ですが、

それは単純に、ソフトウェアで無線LANの使用がOFFになっていたからでした。

これは、Windows10の設定におけるON/OFFではなくて、

VAIOに標準インストールされている“Smart Network”というソフトの影響でした。

これじゃ、素人には分からない。

まだ物理的なスイッチがあれば良いのだけれど、Windows10の設定とは別に

こんなソフトウェア上のスイッチがあるなんて・・・。

 

この頃のソニーは、他の日本製パソコンと一緒で、こういうお節介ソフトがドだくさんインストールされています。

 

 

こんなモノは、パソコンのパフォーマンスを落とす以外、何ものでもないのに。

 

 

中には、Macを意識したようなものもありますが・・・。

 

 

もう、これらは容赦なく切り捨てます。

ハッキリ言って、いらないです。というか、何のためのソフトかも分からないし。

 

VAIOが出た当初は、AV機器総合メーカーが発売するパソコンだけあって、

AV(オーディオ・ビジュアル)と親和性を持ったパソコンが多数展開されてきました。

しかし、どーもAppleを意識してなのか、ソニーのお約束というのか、

独自規格にこだわったために、周辺機器もソニーじゃなきゃいけないみたいな話もありましたね。

 

そして、落ち着いたところが他の国産パソコンメーカーと一緒で、

お節介ソフトを山ほどインストールするという・・・。

 

まさに、ソニーおまえもか!といったところです。

デザインは格好よかったんですよ。

だから、そんなお節介ソフトの開発にリソースを割かずに、

中身空っぽにして、売り出していた方がまだ良かったんじゃないでしょうか。

 

ちなみに、今のVAIOはそれを体現していると思います。

持ち前の技術力とデザイン力で、そして何よりも長野県安曇野市で生産しているというブランド力で

その人気が支えられているのではないでしょうか。

わけの分からないお節介ソフトは捨てて。