今朝は、ちょっと気分を変えて、ダイドーのブラック缶コーヒーでおはようございます。
またまたちょっと変わった案件がはいりましたので、ご紹介したいと思います。
「事務所で使うプリンターを変更したら、
業務管理ソフトから印刷できなくなった。」
という依頼です。
プリンターを導入した事務器屋さんからは、「ソフトの問題ですね」と言われ、
そのソフト屋さん（営業）に聞いたら、「原因が分からないので、持って帰らせてください」と言われる始末。
その業務管理ソフト以外のソフト（例えばExcel）からの印刷は問題なくできるので、
今すぐ困るわけではないのですが、やはりどうにかして欲しいということで、状況を調査することに。
ここでのポイントは、業務管理ソフトで、印刷をかけても目的のプリンターへデータが飛ばないことです。
Windowsのプリンター設定で、通常使うプリンターに設定したり、ソフトでプリンター設定をしても、
一切データを送信してくれない。そこに頭を悩ませていました。
そもそも、この管理ソフトはお客様が昔から使っているソフトで、
windows１０のサポートもしてないバージョン（バージョンアップにはお金がメッチャかかる）。
なので、ソフト屋に対応をしてもらおうとすると、十万単位でお金がかかるかもしれない。
幸い、Windowsのプリンター設定に、前のプリンターの設定が残ってました。
ひょっとしたら、そこに何かしらの糸口があるんじゃないか。
そして、そのソフトのini（初期のWindowsなどでソフトウェアの設定などを記述・保存してあるファイル）を確認すると、
MAGIC_PRINTERSの記述が。
その上のコメントには、プリンタ属性云々と書いてあって、ここにヒントがあるのか？
さらに調べてみると、できた頃のプリンタの名前が書いてありました。
「あっ！プリンターの名前をこれに合わせにゃならんのか！」
さっそく、この名称に併せてプリンターの名前を設定し直しました。
すると・・・
無事にデータがプリンターへ送信されました。
その際のジョブ名に「Magic」と書いてあります。
これは、そのソフトが、「Magic」という開発環境で作られたものに由来するのでしょう。
いやはや、ほんの一瞬でしたがSEやってて良かったー（SEは関係ないかもしれないが）と思うと同時に、
あきらめないで良かったと思いました。
お客様も、これでソフト屋に相談しなくてするむと大変喜んでいらっしゃいました。
私もまたひとつ賢くなることができました。
ありがとうございます。