目的なきダイバーシティ戦略は危険。 | パソコン修理の『ゆーもあねっと』®

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火曜日の朝は、豊橋市倫理法人会の経営者モーニングセミナーよりおはようございます。

写真は、モーニンセミナー朝礼前のひと幕です。

会場の準備がほぼ終わり、何故か分からないけど、

受付にみなさん集まってしまったので、一枚撮影してしまいました(笑)

普段はいらっしゃらない方もいらっしゃいますね。

 

 

さて、この日のモーニングセミナーは、

ボディマネジメントラボラトリーズ代表の鷲津雅彦さんによる

『会社の悩みを成果に変える、ホントのダイバーシティ戦略』をテーマにした講話でした。

 

“ダイバーシティ”。良く聞く単語ですが、

その意味を正しく理解しているヒトは少ないのではないでしょうか。

かくいう私も、この講話を聞くまで意味を知りませんでした。

“ダイバーシティ(diversity)”直訳すると『多様性』という意味です。

そして、ちまたに言われているダイバーシティ戦略というのは、

そこに“インクルージョン(包括・一体性)”がプラスされます。

したがって、

『多様性を理解し、受け入れて、(会社・商品の)価値を高める戦略』

ダイバーシティ戦略と言えるのではないでしょうか。

 

私は、ビジネスの生き残りを図るためには必須な戦略だと思っています。

もっと上手に活用できていたら、私は会社を辞める必要はなかったでしょう(笑)

特に、日本企業は画一的な人材(みんな一緒)を求めるきらいがあり、

私の様に“変な”ヒトは、とかく居づらい雰囲気があります。

最も、学校教育でもその様に強いているわけですから、

大人になって慌ててダイバーシティなんて、何を況んやです。

 

そんな「ダイバーシティ戦略」。

よく取り上げられるのが、女性の社会進出とか、管理職登用。

LGBTへの理解、外国人の採用とか。

“何をするか”にとかく注目されがちで、

“何故”がおざなりになっているような気がします。

 

会社・商品の価値を上げるために多様な意見を受け入れるのならともかく、

国から言われたからとりあえずやるとなると、

会社にとっても、また登用された人材にとっても不幸にしかなりません。

あまりにも無闇矢鱈に意見を取り入れた結果、

下手をすると、自分の会社なのに居場所がなくなる恐れもあるかも・・・。

 

以前からチョイチョイ言ってますけど、目的がなければ、目標もありません。

なぜ私たちが存在して、どのようにあるべきかが明確でなければ、

“ダイバーシティ戦略”を採り入れるのは危険です。

目的があって、その目的を達成するために、

どのようにあるべきか明確であれば、その多様な意見はそこに集約されると思います。

それがないと、会議もただの学級会レベルになってしまうでしょう。

それこそ、どっかの国会と変わりません。

 

だから、逆に言えば会社の目的、目標を見直す良い機会かもしれません。

国家戦略として、ダイバーシティ戦略を推し進めているのでれば、

それを受け入れられる会社とはどのようにあるべきか問うてみましょう。