本日ご紹介するのは、こちらの液晶一体型のデスクトップパソコン。
初代のCore i5 を搭載したWindows7のパソコンです。
依頼の内容は、
『(このパソコンに)Windows10をインストールしてほしい』
とのことでした。
うん?と思われるかもしてませんが、
このデスクトップ(富士通製)、メーカーとしては、Windows10に対応してないと言い張っているので、
“Windows10がインストールできない”みたいなのです。
実際、お客様もインストールしようとしたら、途中で弾かれてしまったそうです。
色々と試行錯誤をされ、また市内の全国チェーン展開していている某パソコンショップに
問い合わせたそうですが、そこでも『Windows10はインストールできない』と取り合ってもらえなかったそうです。
『ンなわきゃない!!』
いくら古いパソコンでも、Windows10がインストールできないはずがない。
だって、その昔マイクロソフトは、全てのWindows7のパソコンにWindows10をインストールしようとしたから。
Core 2 Duo(Core i×シリーズ以前のCPU)搭載のパソコンだって、実際にWindows10はインストールできてます。
だから、インストールできないハズはないということでお預かりしました。
結論から言うと、無事にインストールできました。
どこが引っかかっていたかというと、BIOSの設定でした。
このあたりの富士通やNECのパソコンは、独自のBIOSを組み込んでいるみたいで、
それがWindows10のインストールを妨げていたみたいです。
ちゃんとライセンス認証もできてます。
ちなみに、どこを弄れば良いかというと・・・
“USB設定で、レガシーを使用しない”にするとクリアできます。
また、AHCI設定も“使用しない”になっていましたので、“使用する”にしておきました。
まま、こういうことって絶対大手じゃできない事ですよね。
お客様の要望は、あくまでも『Windows10をインストールして欲しい』とのことでしたので、
最低限の予防はクリアできたかなと思います。
こういうケースって意外と良くあってですね、
引っかかるのはやはりNECや富士通なのどの国産メーカーだったりします。
ぶっちゃけ、こういう所にもガラパゴス化が入り込んでいたんでしょうな。
そういう独自仕様を入れてしまうから、結果的にユーザーにも、不利益を与えるみたいな・・・。
グローバルスタンダードにホント置いていかれてしまいましたねぇ・・・。
だから、NECも富士通もレノボに作らせているのかな?