昨夜は、浜松で開催された『浜松政経歴史勉強会(仮)』に参加してきました。
主催者は砂山章博さん。
以前、JAPAN道場と題して、セミナーを開催されていた方です。
それが、久々に勉強会を開催されるということで、
わくわくしながら参加しました。
講師を務めていただいたのは、大阪観光大学講師の久野潤先生。
先日、竹田恒泰さんと共著で『日本書紀入門』を書かれたことでも有名ですね。
なので講演のテーマはそれにちなんで、『来年は『日本書紀』編纂1300年!』。
日本書紀は日本に伝存する最古の正史であることから、
日本の精神、あり方、エッセンスが書かれています。
正史とはいっても、中には神話に基づくものもありますから、
史実であったかとうかは分かりません。
しかしながら、イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビー士は
「12・13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は必ず滅びる!」と警告しています。
今の日本の教育はどうでしょうか?
小学6年生から歴史を学び、中学1年生では古代史を中心に学びますが、
神話は一切教えません。
四大文明、縄文時代、弥生時代、邪馬台国、古墳時代を経て、いきなり天皇が登場します。
その天皇の登場も仕方も、古墳を作った有力者が大王(おおきみ)と呼ばれ、
それが、いずれ天皇と呼ばれるようになったみたいな書き方をしています。
なので、今の子ども達は、
日本にはなぜ天皇が存在するのか、天皇とはどんな存在なのか。
さらに、(大和)朝廷は今も日本の王朝であることも知りません。
伊弉諾も伊弉冉も、天照大御神も知らない。そもそも神社の意義すら知らない。
だから、地元に伝わる“祭り”も知らない。
そりゃあ、日本も衰退するわけだ。
私も、毎年町内の小池神社の祭礼のお手伝いをしているけど、
子どもはもちろん、大人だって祭りの意義を知らなくて、
ただ、屋台や花火、餅投げがあるイベント、
だけど神輿が町内を練り歩く意味が分からない、
面倒くさいみたいなそんな雰囲気。
神様の存在すら蔑ろにしかねない始末。
これも結局、日本の成り立ち、神話を教えなかったツケなんだろうと思っています。
非常に面白くて、終始鉛筆が止まりませんでした。
あっという間の2時間。
最後はみんなで記念撮影です。
次回は、砂山章博さんが講師として、
「トランス大統領とオバマ元大統領、どちらがバカか(仮)」
というテーマでお話しくださるそうですので、これもまた面白そうです。
日程はまだ未定ですが、ぜひ参加したいと思います。