本日ご紹介するのはこちらのノートパソコン。
まあ、『遅い』というのはいつもお伺いする相談なのですが、
こちらの場合は、尋常じゃありませんでした。
とにかく、デスクトップへ移行するまでが相当の時間がかかります。
加えて、表示されたとしても、全然動きません。
ぶっちゃけ、『壊れているんじゃないか?』と疑うレベルです。
なので、ソフトウェアからではなく、
まずはハードウェアでクローンすることにしました。
搭載されていたのは、HGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)製でした。
HGSTと明記しているだけあって、元々は日立製作所のHDD部門が分社したメーカーです。
そのご、IBMのHDD部門を買収して、東芝とならんで、日の丸HDDの一角だったんですがね、
アメリカのWD(ウェスタン・デジタル)社に買収されてしまい、
HGSTブランドも2018年に消滅してしまいました。
それはさておき、同じ容量のHDDを用意して、ハードウェアでクローンを行います。
その課程で分かった事は、やっぱりこのHDD、壊れていたことでした(笑)
この装置は、HDDに多少不良セクターがあっても
クローンできてしまうスグレモノなので、時間はかかりますが、クローンをかましていきます。
それを載せ替えてみたところ、先ほどのような遅さは一気に解消されました。
やはり、HDDの不良が根本的な問題だったんですね。
そこから、さらにSSDへソフトウェアクローンします。
今回は、クローンを2度やりましたが、
中身のデータはそのまんまで完遂することができました。
パソコンを使っていて、多少遅い程度なら我慢できるのかもしれませんが、
起動にすら数分かかるとかになってくると、HDDの不良を疑ってみる必要があります。
取り返しの付かなくなる前に、ご相談下さい。