と、揶揄されたのは『VHS-C』という主にビデオカメラ用に作られたテープ規格です。
家庭用ビデオデッキとしては、VHSとベータがバチバチにやり合ってましたが、
ビデオカメラの方も、このVHS-Cと8mmがやり合っていました。
VHS-Cはその名の通り、VHSをそのまま小さくしただけなので、
オプションのアダプターをかませれば、家庭用VHSビデオデッキでも再生することができました。
しかし、テープの幅などはVHSそのままなので、
8mmに比べてカセットも大きければ、録画時間も短いという弱点を抱えてしまったわけです。
3倍モードにすれば、なんとか120分稼げるようです。
しかし、8mmは標準で120分(180分テープもあり)。
また、機構上小さくすることも難しく、
ソニーがパスポートサイズハンディカムを発売したところから、
その小ささがウケ、VHS-Cは次第にシェアを落としていったそうです。
思えば、小学校の頃、放送室にあった8mmビデオカメラでよく遊んでました。
VHS-Cも幼少の頃、一度だけテープを見たことがありましたが、
こうして、そのカメラに触れるのは初めてです。
そんなカメラが、なぜここにあるのかというと、
『ビデオカメラのテープをDVDにして欲しい』という
ご依頼をいただきまして、お借りした次第です。
ところが、ビデオカメラはなんとか動くのですが、
バッテリーが死にかかっているのと、テープを読み取るヘッドがへたってるみたいで、
キレイに再生できません。
なので、ただいまVHS-Cアダプターを取りよせて、
そこからDVDへダビングしたいと考えてます。
ちなみに、8mmビデオカメラは現役でまだ所有してます。
なので、8mmビデオのDVD化も承っていますので、
8mmテープをまだお持ちであれば、一度ご相談くださいませ。