「古い外付けのHDDがあるんだけどデータ取れないか?」
と、ご相談いただいたのは、
先日の堀田さんのBBQで同席した鈴木幸司さん。
本職は、防水工事の職人さんで、ベースが趣味。
酒の席だったので、OK!OK!と返事をしてしまいましたが、
聞き逃せないキーワードが。
『SCSI(スカジィ)だけど』
SCSI・・・、懐かしい響きだ・・・・。
外付けHDDといえば、今やUSBが当たり前なんですが、
遙か昔(20年ぐらい?)は、外付けHDDに限らず、CD-ROMやMOディスクなど、
外部記憶装置をパソコンに接続するといえば、SCSIというインターフェースでした。
このSCSI、今のUSBとは違い、パソコンの電源を入れたまま抜き差しなどできません。
また、複数台接続する時は、数珠つなぎにしなければならず、またそのルールも細かくあって、
パソコンに認識させるのに、一苦労だった思い出があります。
思えば、高校生の頃、エロゲーやりたさに四苦八苦していたような気がします。
そんな経験が、今のパソコン修理の技術につながっていっというわけです。
自分の将来って、分からないものですねぇ・・・。
さて、当初は「いくらSCSI接続といえども、
殻(ケース)を開けてしまえば、IDE接続のHDDじゃないのか?」と高をくくっていました。
IDE接続ならば、それをUSBに変換して、普通のパソコンで読むことができますから。
ところが、殻を破って出て来たのは、
これまた、SCSI接続のHDD・・・。
こりゃあかん、ということで、用意したのは・・・。
これまた古いパソコンwww
私のお客様で、SCSI接続ができる古いパソコンを
未だにお持ちの方がいらっしゃいまして、お借りしてきました。
ちなみに、これがSCSIを接続出来るボード。
なんとか、接続してSCSIが認識した!?
うーん、中身は空っぽときたか・・・。
もうひとつは、こんな感じで・・・orz
せっかくご依頼いただいたのですが、残念な結果になってしまいまして・・・。
SCSI・・・、SCSIからIDEやUSBに変換するアダプタも
その昔売っていたみたいですが、今は売られてないようです。
しかも、かつて売られていたモノが結構なプレミア価格になっていて・・・。
先日のVHSじゃありませんが、やっぱり使えるうちにデータは引っ越ししておくべきですね。
そういえば、MOディスクが未だに現役で使っているお客様がいたな・・・。
ドライブが壊れたというので、これまた中古でMOドライブを探してきたけど・・・。