本日お預かりしたのは、こちらのパソコン。
私が所属する豊橋市男声合唱団『ふんけんクラブ』のメンバーさんから。
WindowsVistaがインストールされた、今は亡きSOTEC製のパソコンですが、
お仕事の事情で、今でも時々は使わざるを得ないとのこと。
最後に電源を入れたのは、半年前。
とはいうものの、何かあっては・・・ということで、メンテナンスをご依頼くださいました。
お預かりする前に、電源を入れてみましたが、
完全に起動するのに5分以上かかる始末。
やっと起動したと思ったら、全体的に動きが良くない。
そこで、まずは内部のクリーニングから。
ぱっと見、そんなにホコリが溜まっていたりして、汚くはないかな・・・。
なんて、とんでもない。
CPUクーラー、ヒートシンクはご覧の有様で・・・。
ホコリを飛ばしたり、掃いたりして、キレイにして再び組み立てました。
外観はSOTEC製でしたが、搭載されているマザーボートはASUS製でした。
そんなSOTEC。90年代後半に、10万円を切るデスクトップパソコンを発売。
当時の相場を遙かに下回る価格で、どえらい売れたようです。
私も、パソコンが欲しいという友達にこれが良いぞ!とススメた覚えがあります。
ところが、品質管理に問題があったようで、クレームの嵐。
SOTECのサポートセンターに電話するにも全くつながらないのが当たりまえ。
結局、それらが祟って、オンキヨーにパックンチョされました。
でもね、元々のSOTECは純日本企業でしたが、破格のデスクトップパソコンを発売するにあたり、
韓国の三宝コンピュータに買収されてしまったようで。
そんなことを聞けば、品質管理が甘いのも、顧客軽視な姿勢も、あっ納得ってな気がします。
オンキヨーがパックンチョしましたが、
現在、オンキヨーからはパソコンは発売されてません。
オンキヨー的には、PCオーディオに進出するにあたり、
オーディオに特化したパソコンを発売したかったみたいですが、
長続きせず、風前の灯火ですな。
んで、このパソコン。
掃除はしましたが、動きは相変わらず。
ひょっとしたら、Vistaがよろしくないのか?
HDDもクローンして、新しいものにしてみましたが、相変わらず。
いっそのこと、OSをアップグレードして様子をみることにしてみます。
いずれにせよ、ちょっと懐かしい気分に浸れるパソコンです。