『○○の朝は、MOKMOKよりおはようございます。』
という挨拶も、出来なくなりそうです。
写真は、昨年10月30日の朝。
この日、紹介した曲は高橋名人の『Runner』でした。
そんなMOKMOK、現在は・・・
閉店しています。
今年に入ってから、営業している様子を見たことがありません。
聞いた話によると、
MOKMOKを切り盛りしていたマスター(林甚六さん)が
昨年末にお亡くなりになられたそうです。
ご病気だとは聞いてましたが・・・。
最後に姿を見かけたのは、昨年の夏でしたか。
ホールには出られていたんですが、かつての闊達なマスターではありませんでしたね。
ぶっちゃけ、MOKMOKは、このマスターあってこそだったような気がします。
マスターの人柄に惹かれ、常連さんも寄りついてました。
その人柄を表す言葉というのかな、
『テレビはソニー、クルマはホンダ、野球は巨人!』。
なんとも分かりやすい(笑)
駐車場には今でも、
ビートが停まってます。
私は、およそ30年前に
『うまいモーニングをだす喫茶店がある』と父親につれて言ってもらいました。
それから、今に至るまで、5年前に父親が亡くなった時は、香典までいただきました。
それぐらい、仲が良かったです。
常連さんも、マスターに会うためにお店に来ていたような・・・。
なのでマスターがお店に立つ機会が少なくなってから、明らかにお客さんは減ったような気がします。
いや、ホットサンドやトーストといったモーニングは相変わらず美味しいんですよ。
でも、何か足らないんです。
特に私が気になったのは、BGMですね。
マスターはジャズが好きだったのでしょう、店内にはいつもジャズが流れていました。
しかし、マスターがお店に立っていないときは、店内に音楽はなく、ただテレビの音声が流れているだけでした。
喫茶店を営むにあたり、そういう雰囲気作りも大切なんでしょうが、
さすがにそこまではマスター伝授してなかったんでしょうな。
おそらく、マスターにとって当たり前のことだったが故に、それが仇になったか・・・。
MOKMOKはまだ、建物だけは残ってますが、今後どうなるのか。
解体だけはちょっと・・・。