3年ほど前、ゆーもあねっとよりパソコンを購入していただいたお客様。
『最近、急にパソコンが急に遅くなったんだけど、一度見ていただけませんか?』
と、ご相談をいただき、早速拝見させていただきました。
確かに、遅い感じがしましたが、OSはWindows8のままでした。
ひょっとしたら、それも原因なのかなと、
OSのアップグレードも兼ねて、一時お預かりすることにしました。
お預かりしてみて分かったのですが、パソコンの遅さは尋常じゃない。
アップグレード仕様にも、そのファイルが収録されたUSBメモリを読み取るのも時間がかかる。
ヒューレット・パッカードは、独自のパソコン診断プログラムが組み込まれているので、
診断してみたところ、前出のエラーが表示されたわけです。
ただ、Windowsは起動します。
しかし、このままではいつかは起動しなくなっています。
なんとか起動出来ている間に、新しいHDDを用意して
そちらへ中身を移してしまおうと試みました。
ただ、普通にコピーはできないし、データを引っ張りだして、
新しいHDDを以てリカバリーを行い、再びデータを戻す。という事も考えました。
しかしながら、それだとアプリケーションや
HDDに収録されているリカバリ領域も失うことになってしまいます。
そこで、なんとか丸ごとクローン出来ないかと試みました。
いつものHDDクローン装置です。
しかし、ここまで来るのは大変でした。
というのも、このヒューレット・パッカードのノートパソコン。
メンテナンス性が最悪(;´Д`)
HDDを取り出すのに、他社に有るようなフタはなく、まず後ろのねじを全部外します。
そして、表に戻ってキーボードを外します。
そして、表側のフタを外して、ようやくHDDが見えてきました。
HDDの上にあるフラットケーブルと、右側面のUSBポートの基盤を外して、
ようやくHDDを取り出すことが出来ました。
ところで、そのクローン。
実は、失敗しました。
これには参りまして・・・。
そこで、ダメ元でHDDを戻し、Windowsを起動させ、
そこからシステム復元ディスクを作成してみることにしました。
すると、なんとか作成することに成功。
システム復元のデータは、SSDに。
システム回復ディスクは、USBメモリに記録をして、
ここから、新しいHDDへシステムの復元を行いました。
復元を行う前に、まずはHDDのチェック。
もちろんですが、ショートDSTチェックは合格です。
そして、無事にWindows8の復元が完了。
そこから、Windows10へのアップグレードを行い、最新版まで持っていきました。
HDDが壊れてね、パソコンが動かないと。
Windows8以降は、パソコンの個体ごとにデジタルライセンスが付与されているので、
リカバリディスクも必要なく、Windowsのインストールディスク(マイクロソフトのホームページから入手可能)を
ダウンロードすれば、それをリカバリディスクとして使うことが出来ます。
要は、HDDを交換してしまえば、
パソコンを修理する(Windowsが起動するまで持っていく事)は意外と簡単だったりします。
しかし、それではデータを生かすことは出来ません。
メーカーに修理に出したり、GoodWillやZOAにだすのと何にも変わりません。
私の使命は、
如何にデータを生かすか。
修理したあと、今までと同じ作業が
すぐに出来るように持っていくことです。
それが、ゆーもあねっとの強みでございます。
ただ、3年でダメになるHDDもアレなんですがね(;´Д`)