たまには、パソコンの便利屋さんらしいことでも書かないとね。
私のお客様で、このたび富士ゼロックス製のスキャナを導入された方がいらっしゃっいまして。
その初期設定をしにお伺いいたしました。
このスキャナ、スキャンをする際はパソコン側から操作するんじゃなくて、
スキャナ側で、スキャン先を指定してデータを取り込みます。
データの送信法法は、USBとネットワーク。
ただUSBでやってしまうと、他のパソコンと共有してできないので、
LANケーブルを接続してネットワークで接続して使えるように設定します。
その準備段階として、
データを保存したいパソコン、そしてそのフォルダをネットワーク共有化しておきます。
でないと外部から、パソコンにアクセスできませんからね。
写真のように、インターネットブラウザからスキャナの設定に入って、
宛先(データ送信先パソコンのIPアドレスなど)を登録します。
・・・で、いつもだったらこれでいいんですけど。
何度やっても、上手くいかない(´;ω;`)
エラーコードを参照すると、
『スキャナがサーバー(ネットワーク上のパソコン)に接続出来ない』から
なのが、エラーの原因だそうです。
しかし、同じネットワーク内の別のパソコンからは、目的のパソコンにアクセス出来るんですよね。
何度も共有化の設定や、宛先の設定をやり直したのですが、どうにも上手くいかない。
かれこれ、2時間が経ちそうなところで、
富士ゼロックスに問い合わせをしました。
状況を説明して、富士ゼロックスさんから
色々とあーしてみて、こーしてみてと指示をいただきましたが、
改善できません。
そして、最後に指示をいただいたのが
『コマンドプロンプトで“sc qc mrxsmb10”と入力して、
実行してみてください』。
すると、
「指定されたサービスはインストールされたサービスとして存在しません」とメッセージが。
これはどういうことかというと、
Windowsが、ファイルやプリンターを
共有する「SMB」という機能を停止していること。
だから、サーバーに接続出来ないとエラーがでるんですね。
ちなみに、これを有効化する方法までは富士ゼロックスさんも教えてくれませんでした。
というわけで、それはGoogle大先生に尋ねるなどして・・・
SMBの有効化に無事成功しました。
もちろん、無事にスキャナのデータの送信にも成功!
やっぱり、分からなかったら人に聞く!ってのは大事ですね。
肝に銘じたいと思います。
ちなみに、このSMBの機能、本来ならデフォルトで有効になっているそうでした。
ところがが、ランサムウェア等、パソコンを破壊するウイルスから守るため、
Windows(マイクロソフト)がアップデートの課程で勝手にOFFにしてしまったようです。
なので、富士ゼロックスへも似たような問い合わせが寄せられているという事でした。
にしても、そんなの分からないよー(´;ω;`)