今月でも、10台近く納めさせていただいてますかねぇ・・・。
まことにありがとうございます。
さて、私がパソコンを納めさせていただくときに心がけているのは、
セットアップやアップデートはできる限り済ませて納品すると言うことです。
パソコンと冷蔵庫ほど買ってすぐ使えない商品はないと思います。
電源入れて、すぐにメールやインターネットができるわけでもなく、
少なくとも設定が必要です。
さらに、工場出荷時と現在ではソフトウェアのアップデートもいくつかされていますから、
セットアップ最中に『Windowsアップデート』がはじまる物なら、
下手したら数時間使い物になりません。
それが、現場で発動しないようにできる限りのことはこちらでやってしまいます。
それと、もうひとつ利点があります。
それは、『無用なアカウントを作らなくて済む』ということです。
まずは、こちらの写真をご覧ください。
Windows8パソコンを初めて電源を入れてセットアップ(初期設定)をしようとすると、
『Microsoftアカウント』へのサインインを求められます。
これは、Windows7以前にはなかったものですが、
これを乗り越えないとパソコンが使えるようになりません。
『Microsoftアカウント』というのは、いわゆる『AppleID』や『Googleアカウント』と
同じようなものだと思っていただければいいと思います。
といっても、『Microsoftアカウント』を持っている方って少ないと思います。
その場合は、その下の『新しいアカウントを作る』をクリックして次へ進めばいいのですが・・・。
ここでなんと、個人情報を入力して『Microsoftアカウント』を作成するように指示されます。
ここで何も知らないユーザーはほいほいと入力して、
さらに必要もないのにメールアドレスも作らされてしまいます。
しかし、この作業、ユーザーが何も意識せずに入力して登録してしまうので、
あとでトラブったとき、サポートしようとすると大きな障害になるケースが多々あります。
というのも、ここで登録すると、当然パスワードも登録しなければなりません。
すると、次からパソコンを起動する度に、パスワードの入力を求められます。
そして、トラブルで多いのが、この『パスワードを忘れた』というものです。
さらにさらに、登録内容に不備があったりして、
忘れたパスワードを復帰させることができなくなってしまったというものです。
この場合は、例え自分の物であってもパソコンが全く使えなくなってしまうという
事態を引き起こしますので、非常にやっかいです。
最悪、リカバリをするしかないということになってしまいます。
だから、私がセットアップする場合、
この『Microsoftアカウント』のセットアップは致しません。
別の方法でセットアップします。
『Microsoftアカウントを使わずにサインインする』
という項目があります。
こちらをクリックすると、
昔ながらの、ユーザー名やパスワードを入力する画面がでます。
もちろん、個人情報を入力する必要はありません。
パスワードも入力しなくてもOKです。
『Microsoftアカウント』もパソコンへのログインパスワードも
後ほど必要であれば設定することができます。
利便性と天秤をかけで設定すれば良いのではないのかなと思います。