我が家も、例に漏れず3年前に亡くなったおとんの霊をお寺さんまで迎えに行きました。
ということもあって自宅に遊びに来ていた姪っ子が
「マリオのゲームやりたい!」
とせがむので・・・
初代『スーパーマリオブラザーズ』を
やらせました(笑)
姪っ子も普段はニンテンドー3DSで遊んでいるみたいですけど、
現代っ子にファミコンは難しすぎるんですかねぇ・・・。
全然クリアできません。
その上、あきらめが早いです。
クリアできないのをゲームのせいにすることもしばしば。
まあ、中にはファミコンならではの激ムズソフトもありますが、
与えられたルールの下でプレイするのがゲームでして、
「クリアできないは自分が下手くそであって、
それをゲームのせいにするな」
と思いながらも、口には出しませんでした。
クリアできないなら、何度も何度もプレイして上手になる。
私が子供の頃はもっと粘り強く取り組んだものですが。
ほら、某ベテランお笑い芸人も下手なりにあきらめずに
一生懸命プレイしてるじゃないですか。
ああいう粘り強さってのをもっと学んで欲しいと思います。
そんな私がファミコンを初めてプレイしたのは3歳の頃です。
亡くなったおとん誕生日プレゼントとして買ってきてくれました。
その時、2本のソフト買ってくれたのですが、
そのうちの1本が手元に残ってます。
それが写真右下の『ダックハント』です。
ラベルがビリビリになってますが、これま間違いなく当時の物です。
裏の落書きがそれを物語ってます。
「ままごと」に使うためにペンで値段を書いちゃったんですよね。
しかしながら、この『ダックハント』というソフトは、
光線銃専用ソフトだったので全くプレイできませんでした。
おとんも、それを知らなかったようで買ってきてしまったと。
それでも、私は犬のアニメーションを見て楽しんでいましたね。
ちなみに、もう一本のソフトというのは『ピンボール』。
こちらは、ボタンを叩くだけのゲームですから、3歳の私でも楽しむことができました。
当時は、そこそこ裕福(?)だったようで、
おもちゃはもちろんのこと、ファミコンソフトや周辺機器も色々と買ってくれました。
上の写真に一緒に写っている『ブロック』もそうです。
『ファミリーコンピューターロボット』に同梱されていたソフトです。
今だから、本来の遊び方を知ることができますが、
これが発売されたのは1985年7月。ということは、私はまだ4歳。
ですので、本来の遊び方が分からず、
また買ってくれたおとんも遊び方が分からなくて、
まあ、ムダな買い物だったかなぁと(;^ω^)
そういう系はまだまだあって、ディスクシステムも買ってもらったんですよ。
ほぼ発売と当時だったと思います。
リアルタイムで『スーパーマリオブラザーズ2』やってました。
『謎の村雨城』も『メトロイド』も。
これだけ私の元にファミコンソフトが集まってくると、
それを目当てに(?)大きいお友達もできまして、
私もファミコンが目当てだったこともありましたが、
ソフトの貸し借りを良くやってました。
そういえば、『ドラゴンクエストⅠ』もその過程の中で借りたことがありましたが、
RPGの概念が理解できず、ラダトーム城の王の間から出られませんでしたね。
その時、私が大きなお友達に貸したのは『バベルの塔』でした。
冒頭の『スーパーマリオブラザーズ』もその存在を知らず、
大きいお友達の家でプレイさせていただいて、
それをそのままおとんにせがんで買ってもらいました(笑)
そんな大きなお友達を“君”付けで呼んでいたのは、度胸の表れでしょうか。
また、時は折しも名人ブーム。
高橋名人に憧れ、『ハットリ君』、『ドラえもん』、『迷宮組曲』、『高橋名人の冒険島』等
ハドソンのゲームもしこたまプレイしました。
その時に欠かせなかったのが『攻略本』です。
『迷宮組曲』や『冒険島』も攻略本片手にプレイしてました。
本屋さんへ行くと、真っ先に攻略本コーナーへ行ってましたね。
また小学生向け雑誌のファミコン特集も見逃しませんでした。
思えば、アレらを一生懸命読むことで国語ができるようになったんでしょうかね?
当時の攻略本は読み物としても大変おもしろく、読んでいるとついついプレイしたくなります。
おかげさまで、例えば『迷宮組曲』は今でも迷うことなく全クリできます。
でも根底には『このゲームをクリアしたい!』という欲求が働いたんでしょうね。
だから、一生懸命勉強(?)して知識を得たり、何度も何度もプレイしたりしたんだと思います。
それが、今の私につながってくるんでしょうな。
おとんはファミコンを買い与えてしまったことに後悔していたようでしたね。
(学校の)勉強をしないから。
それでも、ファミコンをやらない弟達よりかは全然成績は良かったので、
「ファミコンばかりやると馬鹿になる」という批判は当たらないと思います。
むしろ逆で、ファミコンをやることによって色々な意味で鍛えられましたね。
さすがに全てとは言いませんが、
人生で大切なことはファミコンから教えていただきました。
ちなみに、今のゲームにはファミコンのようなおもしろさは・・・・・・・・・
ありませんねぇ。