クラシック音楽とお散歩写真のブログ -40ページ目

クラシック音楽とお散歩写真のブログ

座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

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ロシア国民歌旋律集という珍しい合唱曲です。
国民歌ってなんだ?と思いますが、1800年代当時のロシアと連邦諸国の民謡の詰め合わせ、といったところでしょうか。

編成は、独唱4,合唱、フルート 2、オーボエ 2、 クラリネット 2、ファゴット 2、ホルン 2、トランペット 2、ティンパニ、トライアングル、タンバリン、となっていますが、この打ち込みでは独唱部分もコーラスを当てています。いずれクアイヤ音源手に入れたら差し替えられればと思ってますが、もういいや!って気分もあります。

打ち込んでいて感じたのは、フンメルのオーケストレーションの見事さです。手馴れた楽器の管弦楽手法は同時期にたくさん作曲されたオペラやミサ曲など大規模な曲と同じ性格を漂わせています。

クリスマスに相応しい雰囲気の合唱曲です。

 

 

 
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今日はフンメルの師匠、モーツァルトの命日ですね。世界各国でレクイエムが演奏される日です。

 

個人的にレクイエムの今現在での一番は、リリング指揮の1991年録音のレヴィン版の方。
レクィエム(レヴィン版)、キリエ リリング&シュトゥットガルト・バッハ合奏団

 

キリエ ニ短調 K.341がついているけど、両曲ともオーソドックスな中庸なテンポ、演奏。
ただし、レヴィン版のラクリモーザとアーメンフーガの作り方が、モーンダー版よりジュスマイヤーの作った部分を利用している点で安心感がある。

リリングには、1979年のジュスマイヤー版もあるけど、これも中庸な演奏だった。
ジュスマイヤー版では、デイヴィスのロンドン交響楽団は激しさが好きだったが、1991年の重厚なバイエルン響との演奏の方がすきかな? 廃盤らしいので、Youtubeでデイヴィス指揮 ドレスデン・シュタッツカーペレの熱い演奏をお勧めしておきます。

 

 

さて、フンメルの師匠はたくさんいます。一番最初は父親。二人目がモーツァルト。ただし2年間住み込みで生活をともにし、モーツァルトの代わりにオペラのリハーサルの伴奏を務めたり助手的な役割もしていました。
その後には、クレメンティ、サリエリ、ハイドン、アルブレヒツベルガー... 当時の一流どころに学んでます。

作風は、ハイドンに近い教会音楽を別にすると、一番の影響力はやはりモーツァルトとなります。

ロマン派に影響与えるメランコリックでドラマチックが楽曲も作っていますが、根本は死ぬまで職業作曲家で古典派に属していると言えます。よくロマン派の作曲家として紹介している書物や記事を見かけますが、断じて言えます、彼は古典派です。まぁロマン派自体が古典派の形式の上に成り立っているので、厳密に区別する必要はないんですが....

さて、古典派のモーツァルトと同時代の音楽も沢山聴ける時代になりました。一聴するとモーツァルトと言われても解らないか曲もありますが、いろいろ聞いた中ではやはりフンメルが一番近い雰囲気を継承しています。

 

そんな彼の初期の作品を

ヴァイオリンとピアノの為の協奏曲ト長調,Op.17を聴いてみてください。今やいくつもの演奏で聞くことができるヴァイオリンとピアノと管弦楽のための二重協奏曲です。それと未出版の若かりし頃のピアノ協奏曲イ長調。
これらの協奏曲はモーツァルトの作風に似た作品が多いフンメルの中でも最もモーツァルトの香りがする曲です。
聞いているとモーツァルトのピアノ協奏曲K.453やK.415、K.451のフレーズのコダマが聞こえてきます。後期のフンメルの作品のような装飾にとんだ華麗なピアノテクニックというよりも、自然な旋律の流れと抑制されたハーモニーでしっかりと構成されています。

 

 

 

【打込音源】
フンメル / フルート、チェロ、ピアノの為の三重奏曲,イ長調,Op.78
「美しいミンカ」の主題によるアダージョ、変奏曲とロンド

 

この曲はウクライナ民謡の「美しきミンカ」の主題による変奏曲です。美しいフンメルらしい優美な序奏に続いて6つの変奏曲と第7変奏はフィナーレ・ロンドとなっています。

この民謡はツェルニーもリースも変奏曲を作っていますが、フンメルのこの作品が一番録音されているでしょうかね。だからあえてプログラミングする必要もないのですが、チェロの室内楽、フルートの室内楽を作ってきましたので、今度はフルートとチェロとピアノの為の作品を作ってみようと思いつきました。


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Sequenced Music
Johann Nepomuk Hummel
Trio for Flute, Cello and Piano in A, Op.78 (1819)
(Adagio, Variations from "Schone Minka" and Rondo)

1.Introduction Adagio cantabile - 00:04
2.Variation 1 - 04:07
3.Variation 2 - 06:22
4.Variation 3 - 07:41
5.Variation 4 - 08:27
6.Variation 5 - 10:22
7.Variation 6 - 11:22
8.Finale Rondo - 14:58

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