クラシック音楽とお散歩写真のブログ -41ページ目

クラシック音楽とお散歩写真のブログ

座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

中学受験応援しています。

打込音源
ヨハン・ネポムク・フンメル作曲
ヴァイオリンまたはフルートとピアノの為の序奏と華麗なるロンド ト長調,Op.126
フルートバージョンで作成
 
晩年の1835年に出版されたフルートとピアノの為のフンメル/序奏と華麗なロンド ト長調,Op.126です。
作曲年は不明ですが、1815年ころの作風なのでフルート作品が多く書かれた1811年から1815年の間と思われます。
ト短調の美しい悲歌風なアダージョの序奏から一転して明るく煌びやかなト長調のロンドが続きます。

2014年に作成アップしていましたが、少し編集しなおしました。
 
Sequenced Music
Johann Nepomuk Hummel
Introduction and Grand rondeau brillant in G, Op.126
(For Flute version)
1.introduction(0:21)
2.Rondo(6:18)
 
Sheet score createed by Jegerkaj(https://imslp.org/wiki/User:Jegerkaj)
Programming : Hummel Note
Sequencer:SSW10 Lite
Sound:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5/ARIA

【打込音源】

ヨハン・ネポムク・フンメル作曲

ピアノ五重奏曲 変ホ短調,Op.87(1816作)

 

 フンメルの室内楽曲は、彼の作曲活動期間全般に渡って作曲されていますが、特に後期のピアノ・ヴァルトーゾの時代よりは、作曲活動が一番活発だったウイーン時代、エステルハージ楽長時代にその多くが生み出されています。

 

 その音楽は解りやすいメロディーと単純な伴奏からなるロココ、古典派のような主題の提示から、19世紀のショパンやメンデルスゾーンと言ったロマン派時代の装飾的でかつセンチメンタルなメロディーがブレンドされたような音楽となっています。

 

 このピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成の五重奏曲は、この後オンスロウ、リンマー、シューベルト、と続々書かれていきますが、この曲の出版されたのが1822年、作曲されたのは1816年です。ウイーンでベートーヴェンと並んで人気の高かったフンメルの中期の傑作作品といえるでしょう。

 

 

 先だって出版された七重奏曲ニ短調,Op.74のピアノ五重奏版が予想以上の反響を呼んだため、未出版作品を後追いで世に出したものと思われます。七重奏曲(Op.74)をピアノ五重奏曲用に自ら編曲した際に、この編成と同じにしており、その直後にこの五重奏は6年の時を経てウィーンのSteiner und Compによって出版されました。

 

 

 1822年といえばシューベルトの同編成の「鱒五重奏曲」が出版されています。昔はフンメルがシューベルトの後にこの作品を作曲したと誤解されていましたが(昔のLPの解説などで良く書かれていた)、事実は逆であり、アマチュアチェリストであるシューベルトの友人・パウムガルトナーが「フンメルのような五重奏曲を」という希望をだしたのが事実とのこと。

 

 そしてシューベルトはこのフンメルの二曲と同様な雰囲気を持った稀有な傑作「鱒五重奏曲」を生み出したこととなります。

 

 こうしたことを考えると、Op.74と87の五重奏曲は同時代の最も優れたピアノ五重奏曲であり、また最もポピュラーなものだったのでしょう。

 

 

 お聞きいただければ解ると思いますが、フンメルの作曲技量、センスの良さがご理解いただけることと思います。音源は技量不足もあってしょぼいですが、たくさんCDやネットで生演奏が聞けますのでちゃんと聞きたい方はそちらで(笑)

 

 

 

Hummel,Johann Nepomuk
Piano Quintet for in E-flat minor,Op.87(sequenced music)

 


1.Allegro e rosoluto assai  00:08

 

 2.Menuetto. Allegro con fuoco  10:35

 3.Largo   16:27

 4.Finale. Allegro agitato   18:56

 

Programed by Hummel Note ( Mikio Tao )

Daw&Sequencer:SSW10 Lite & Music Pro Windows Plus

Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5/ARIA

 

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チェロソナタに続いて、フンメルのチェロの室内楽を。

 

チェロとピアノの為のモンフェリーナ風テーマによる10の変奏曲 ニ短調,Op.54

 

哀愁を帯びた舞踊音楽のテーマに10の変奏曲とフィナーレの構成による大曲です。

 

いつもの通り音源しょぼいのでできるだけ細かくいじっています。

 

アドバイスもあったのでチェロをより中央寄りに配置しましたが、イヤホンによっては左右に広がっているなぁ( 一一)

 

 
Johann Nepomuk Hummel
Variations on Monferina for Cello and Piano in D-minor,Op.54
Theme, 10 variations, finale

 

Computer Programming : Hummel Note

Sequencer:SSW9 Lite
Score creation:Music Pro Windows Plus
Vst Sound:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5
 

 

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