【DTMクラシック】モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K. 304 (300c) | クラシック音楽とお散歩写真のブログ

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このソナタは、モーツァルトの生涯における非常に困難な時期に作曲されたため、彼の個人的な悲しみが深く投影されている作品として知られています。
私は初めて聞いた時、小学生の4年生だったか、吉田秀和さんがナビゲーターのNHK-FMの名曲の楽しみ~モーツァルトへの旅という長寿番組の中ででしたが、物凄い衝撃を受けました。静かな中に噛み締めるような悲しさを感じて、モーツァルトを聴き始めて初めての感覚だったのです。特に第二楽章のメヌエットは、涙が出るほど美しい曲です。

 

作曲の背景

  • 作曲年・場所: 1778年、パリ

  • 悲劇的な出来事: モーツァルトはこの年、母アンナ・マリアと共に就職活動のためにパリに滞在していました。しかし、仕事探しはうまくいかず、経済的にも困窮する中、最愛の母が病に倒れ、7月3日にパリで客死してしまいます。このソナタは、母の死という深い悲しみの中で作曲されたと考えられています。

楽曲の特徴

この作品が持つ暗く、切ない雰囲気は、上記の背景と無関係ではないとされています。特筆すべき点をいくつか挙げます。