(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)
「私、なんのために生きてるんだろうって。
存在する価値があるのかなって・・・。」
「そんなふうに思うんですか?僕にはそうは見えないですけど。」
「だって、ほんとに何のとりえもないんです、私・・・。仕事はできない、友達は少ない。地味だし、きれいでもかわいくもないから彼氏もいない。」
「ふうむ。じゃあ、もしあなたが、上司に認められるほど仕事ができるようになって、職場のみんなともうまくやれて、友達も彼氏もできるようになるとしたら?」
「そんなの、ありえないです。」
驚いたように目を見張り、即座に返してきた。
「どうしてそう思うんです?」
「だって・・・・・・私なんか。」
「でも何とかしたいからここに来たのでは?」
「・・・・・・・・・はい。そうです。」
そう、一昨日、彼女から電話をもらった時は正直、(誰だっけ?)と思った。
「先日の宮下さんのセミナーで・・・。」
そう言われてもすぐにはピンとこないほど、彼女の印象は薄かった。その会場で、僕は彼女に型どおりの挨拶として名刺を渡していた。僕の名刺には「あなたの仕事を10倍楽しくするコンサルタント」と書かれてある。
「わかりました。それでは、今あなたが抱えている問題を解決する方法をお教えしましょう・・・」
続く・・・・・