(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)

 

第82話 小さめの盾


「同じように知識と経験についても、自分が『どの

ような知識や経験を持っているか』によって、防御

力が変わってくるんですよ。」


「知識と経験・・・」


「例えば、プロ野球のホームラン王をとった選手が、

野球の素人に、『あなた打つの下手だね』と言われて、

傷つくと思います?」


「思いません。」


「『素人がなに言ってんだ』って無視できますよね?」


「ええ。」


「つまり、あなたにしっかりした自分の考え方と、

知識と経験という盾があれば、傷つくことが

やってきても、冷静に盾で受け止めることが

できるんです。」


「そうすれば自分の心を守れるということですね。

でも、私、考え方に自信ないし、知識も経験も

ありません。」


「大丈夫ですよ! 実は、私も最初はそうでした。

でもまずは、自分を守るために、今、自分が

どんな盾を持っているかを知ることが大切なんです。」


「どんな盾を持っているか・・・ですか。」


「例えば、考え方に自信がなくて、知識も経験も

あまりないと思っている、ということは、イメージ

として、小さめの盾を持っているということが

できませんか?」


「はい、きっとものすごく小さいような気がします。」


「大きい盾に比べて小さい盾の場合、当然

ダメージを受けやすくなってしまいます。

ということは、『盾の使い方』が大切になって

くるということです。」


「盾の使い方・・・ですか?」


続く・・・・・


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第81話 考え方と防御


「ここで言う盾とは、意識的に防御するためのもの。

それは、考え方と知識と経験です。」


「う・・・ん、それが盾になるんですか?」


「そうです。例えば、考え方同じ出来事があっても、

考え方の違いで、自分の気持ちが変わったっていう

体験をしたことってありますか?」


「そうですね・・・・・・。あ!あります。」


「どんな体験でした?」


「えっと、今まで試験に落ちたことが2回あるんです。

高校受験と資格試験で、高校受験のときは、ひどく

落ち込んでしばらく誰とも口もきけなかったんです。

自分はどうしようもない落ちこぼれに思えて。

かなり自己嫌悪に陥りました。」


「わかります。」


「で、資格試験の方は、かなり頑張って勉強したのに

落ちて、最初はがっかりだったんですけど、母に

『2回勉強した方が仕事に使えるわよ。1回で

受かったらすぐに忘れちゃうんだから。』って

言われて、『そっか、仕事のための資格なんだから、

より完璧な知識となるようもう一回勉強してもいい

かな』って考えが変わって、それから全然落ち込

まずに勉強できたんです。」


「なるほど、いいお母さんですね。」


「ええ(笑)。今、思いつくのはそれくらいかな。」


「十分です。何か起こった時、『自分がどのような

考え方をするか』によって、落ち込んだり、落ち

込まなかったりするということは、考え方によって、

防御力が変わっているということです。わかります?」


「はい。わかります。」


「同じように知識と経験についても、自分が『どの

ような知識や経験を持っているか』によって、防御

力が変わってくるんですよ。」


続く・・・・

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第80話 重装備


「失恋に代表されるように、こころが痛みを覚えて

いるということは、今後、似たような危機が起きた

とき、自分を守るために、こころが『痛み』という

シグナルを発して危険を知らせているのだと言え

るでしょう。『前みたいに傷つくぞ、警戒しろ』ってね。」


「なるほど。」


「ところで、水島さん。またアニメの話なのです

が、ロボットの防御って何でしたか?」


「え・・よろいと、盾、ですよね?」


「そうです!ちゃんと覚えててくれましたね(笑)。

ロボットは、戦うとき、敵の攻撃を盾で受け止め

ます。」


「はい。」


「自分を守るためには盾が必要なんです。」


「よろいだけではダメなんですか?」


「そうです。おいおい説明していきますが、盾だけ

でもよろいだけでもダメなんです。

無駄によろいを傷つけないためにも盾は必要

なのです。人は心を守るために重装備で防御

をしているわけです。」


「はい。」


「ここで言う盾とは、意識的に防御するため

のもの。それは、考え方と知識と経験です。」


「はあ、それが盾になるんですか?」


続く・・・・・・