じゃあ、実際にアプローチをかけて行くわけですが、ここで出てくる疑問として、「いかにしてステータスを下げずにアプローチをかけるのか?」というものがまず挙がってくると思います。
「アプローチをかける」という行為自体が、「相手に興味を持っている」ということを示唆しているわけなんで、それは自分のステータスを下げる行為にならないか、という疑問、あるいは不安が出てくるのは当然です。
でも、アプローチはしていくことが前提の話なので、いかにしてステータスを維持したままアプローチをかけていくか、というある種の矛盾を解消する事が、一つの大きな課題になってくるわけです。
あなた自身のレベルが上がってくると、少々不自然な形のアプローチでも力技で上手に、ステータスを下げずに「出会い」を成功させる事ができますが、今その話をしても意味がないので、一番簡単で楽でプレッシャーがかからない、極力自然な形でのアプローチの話をしていきます。
で、極論を言うと、
こちらからアプローチするのではなくて、向こうから積極的にアプローチしてくるような状況を作るのが一番簡単で楽です。
例えばですよ、相手が強い興味を持っている物を所持していたり、興味を持つような知識を持っていたり、興味深い話をたくさん持っていたり、と。そんな感じで、あなたがターゲットにする女性が興味を持っているものをあなたが沢山持っていればいるほど、向こうからアプローチしてくる状況に徐々にシフトいきますよね、単純に考えて。
例えば、スポーツジムでの出会いの場合。あなたがターゲットとしている魅力的な女性がヨガのクラス(プログラム/スタジオ)に入っていたとしますね。そこであなたがヨガに関する知識を沢山持っていたとしたら、あなたの話は少なくとも興味の対象には入るわけですよ。
また、ジムに通っててヨガに興味があるくらいだから、当然美容にも強い興味・関心があるはずです。そこで美容や健康に関する知識やサプリメントの情報なんかを沢山持っていれば、相手の興味をグッと惹く事ができるし、あなたは本来アプローチする側なのに、いつの間にか、女性があなたに教えてもらう立場になってしまっています。つまり向こうからアプローチしてくる状況に近い状況だと言えますね。
また、ショップ店員をナンパする場合はもっと簡単かもしれません。確実に向こうから話しかけてくるんで・・・
ショップ店員「何かお探しですか?」
あなた「うん、見てるだけだけど」
ショップ店員「あ、はい。手に取ってご覧になられても大丈夫ですよ」
あなた「うん、ありがと。あ、でちょっと聞きたいんだけど・・・」
しばらく当たり障りのない会話をして・・・
あなた「ところでさ、確実に売れるショップ店員の秘訣知りたくない?」
ショップ店員「えー、なんですかそれ。そんなのあるんですか(苦笑)?」
あなた「あるよ。これ知ってれば来店して話しかけた客は絶対に物を買っていくっていう・・・」
ショップ店員「・・・ほんとですかー(笑)?」
あなた「ほんとほんと、ここだけの話なんだけどね・・・」
この後あなたがどんな話をしようがそれはあんまり関係ないです。“掴み”はOKなので。
もうこの時点で最初のアプローチは成立です。ナンパしてる感じ、全然しないですよね。
この後どう関係を深めて行くかは次の段階なんで、今はあまり考えなくていいです。今はアプローチの段階の話をしているので。
また別の例ですけど、美術館に来ている女性にアプローチするとして、ターゲットの魅力的な女性が魅入っている作品があったとしますよね。で、もしあなたがその作品や作者に関する知識を沢山持っていたなら・・・
あなた「この作品好きなんですか?」
女性「え?あ・・・はい、まあ・・・」
あなた「急にごめんなさい(苦笑)。いや凄く魅入ってたもんだからつい。僕もこれ大好きなんで」
女性「えーそうなんですね。お詳しいんですか?」
あなた「詳しいかどうかわからないけど、この作者の生き方とか残した言葉とかが凄く印象的で、それが絵に現れてるなあって思います・・・」
・・・ちょっと雑ですが、こんな感じでアプローチできれば、凄く自然ですよね。映画とか、ドラマとかで見たりする光景だと思いますが・・・。女性の立場で考えても、別にナンパされた感はないですよね。むしろ、初対面の人と、こういう場所でするこういう会話って凄く興味深いし、なんだかミステリアスなんですよね。こういうシチュエーションに女性は“悦”を覚えます。プラス、あなたに本能的魅力が十分に備わっていれば、悦を通り越して性欲に変わります。
もう、ナンパとかそういう次元の世界じゃなくなるわけです。
さっきから大した話をしていないように感じるかもしれませんが、路上やクラブでのナンパでこの状態にまで持っていく事がどれだけ難しいかを予想してもらえれば、なんとなくわかってもらえるんじゃないでしょうか。
さっき、「ミステリアス」という言葉が出てきましたが、別の言い方をすると「非日常的」とも言えます。
この「非日常的」というキーワードはとても重要ですね。
以前から、退屈はダメだ、「混乱と興奮」を入れたコミュニケーションをとらないといけない。こう言う話をしているんですが、この非日常的という要素はまさにそれです。女性は退屈を嫌います。常日頃から、非日常的な体験を求めているんですね。
バーやクラブでナンパされても、それは非日常的ではないですよね?
非日常を感じさせる場所でのナンパは本当に簡単だし、後の展開もスムーズに行きますよ。
「中村さん、僕はヨガや美容や美術の知識なんて持ってません!」
というメールが来る前に言っておきますが、ここで挙げた「知識」の例は、一つのわかりやすい例であって、「ナンパしてる感」がなければ、「自然で興味深い出会いだ」と女性に感じさせる事ができれば、別に知識じゃなくても何でもいいんですね。興味深い手品でもいいし、ダンスがめちゃめちゃ上手いというのでもいいし、非日常を感じさせるような興味深い「質問」でもいいと思います。
ただ、勘違いしてほしくないんですが、ここで話しているのは最初のアプローチの段階、声掛けの段階です。路上でいきなり声をかけてちゃんと向き合って話を聞いてくれる体制になった、程度の段階です。
何も知識や興味性で相手をモノにしようって話ではないということは理解してください。
最初の“掴み”は大事だから、あの手この手を使っておこうね、って話です。
相手が話を聞いてくれる段階にまで持っていけたなら、後は本能的魅力の仕事になってきます。
興味性の話をしましたが、さっき話したのは表面的な、意識上の興味や関心事であって、女性の深層心理にある興味は、彼女たちの「遺伝子」が魅力的だと感じる“オス”です。
興味のある物や知識や質問で引き付けておいて、そしてその先の本能的魅力をもって完全に虜にする、という展開を頭に入れておいてください。