夜があけてしまいまし、た
さぁ~どうする?・・・・・
「まぁ~」
一週間ぐらい行って、
研究対象に興味が持てず
どうしても楽しく思えなくて、
すみません!
なんて理由がそれっぽくないないだろうか!。
「K教授」も
学部執行3役の職務が
多忙で研究室に在席する暇もないし、
2年の後期から
卒論研究はじめる奴なんかいないよね~
よし「自然に消滅フェードアゥト」路線で決まり!
ある意味晴れ晴れと
9時から研究室に入室し
昨日の続きをトライしつつ講義に出て
終わればまた研究室に戻り顕微鏡を覗き続けました。
ただ
講義の受講だけは、
いままで「つるんでいた」仲間とは決別し
一番前の座席で受講する、
これぐらいはこだわろう!でした。
その日の昼食後に研究室に戻ると、
見覚えのある学科でも真面目で優秀顔な奴が数名
すでに自分の卒論研究を手慣れた段取りで作業を進めいた、
聴いて見るとすでに、
前期から卒論研究を開始したとのこと
知らないのは私だけ!
いえいえ、
後で知ったことだか
この研究室は一番大変な所らしい、
まあ、
「それはそれ」
ようやく3日目、
今日もそれなり一生懸命にさりげなく
頭は中はフェードアゥトのことばかり行き交っています、
その時です、
「K教授」が久々に、
しかも
私が「来てるか?」と
言いながら入室して来ました。
私は「ハイ来てます」と答えました、
よし、よし、
分からないことはみんなに聴くんだぞ!
「K教授」は
「現H教授」と少し打ち合わせをし
学部執行職務室へ戻ってゆきました。
その後
「現H教授」が私に
「K教授」とは
何か関係があるの?
いいえ、
何もありませんよ!
最近では珍しいんだよ、
「K教授」が直接研究室に来るの、
用事は私が出向くか
TEL出済ます事が多いんだけどねぇ~
それを知った私は、
ひょっとして
「先生は」
俺のこと気に掛けてくのかなあ?
もしそうだと
「嬉しいな」やっぱり
想う人の中に自分を感じとれるって
「すごくいい嬉しい」
よぉ~し!
「一週間フェードアゥト作戦」
もう少し様子見の延期で、
単純でしょうか?
その後、
「K教授」のTELの時は必ず、
「私は来てるか?」が決め台詞で、
その都度「現H教授」がこちらを向くので、
直ぐに分かる様になりました。
そんなこんなで
アッという間に数ヶ月が過ぎ、
フェードアウトのタイミングを逸して、
と言うより
必要が無くなって行きました、
不思議です、
少しずつ私の覚悟と
日々の姿勢が認められ
周りから多少の信用を受ける様になり
卒論対象の
顕微鏡下のプランクトンの
分類判別と違いが分かりはじめると、
すご~く楽しくなってきて
まるで
ウルトラマンに出てくる怪獣みたいで
とても可愛いらしく思えるように・・・・、
不思議です、
これが継続すること、
人に認められるが成す
心のマジックなのでしょうか?
その頃からです、
全てが好転する兆しを感じ
もの事が上手くはこふようになりました、
研究室でも、
先輩、同輩の中でも
私の「存在場所」を感ずることのできる
歓びと嬉しさで心は一杯でした。
その頃からか
「K教授」が
私のことを「カトちゃん」と
呼ぶようになったのでした。
その影響で
周りも私のことを
「カトちゃん」と呼ぶようになったのです。
そう
あの「カトちゃん」ペェです!
まあ~いいか・・・・、
それから毎日のように
「カトちゃん」
「K教授」から内線だよ~
ハイ先生なんですか?
エッ!
またお昼たべそこねた、
分かりました
いつもの、
「あんパンとジャムパンとビン牛乳」の
フルコースですね、
少しまってて下さいね。
たまに
執務室に届けた時に
教授が研究はどうだ?と
声を掛けてもらったり、
お茶を入れてもらったり、
大の甘党コレクションを
ご馳走してもらえるのも楽しみで、
少しチャメッケのある
可愛い教授の一面に触れながら
話す一時が大好きでした。
毎日がそんな感じのリズムで
楽しく過ぎるようになると、
不思議です、
悪習も矯正され、
講義の一番前での受講も身につき
優秀な特待生などとの親交も生まれ
不思議と学習意欲も成績もアップしました、
研究室では、
前出の同期の友達とは信頼のチームワークと
フットワークのよい仲間意識生まれ
本当に数ヶ月まえの
自身のありようと雲泥の差を思うと
感謝と安堵の想いで一杯でした。
お調子者の私達同期は
研究室のムードメーカー気取りで
自由に色んな大小イベントを提案実行して
快活な研究室へと変貌をとげて行きました。
私達は俗に言う
お調子者「三ばかトリオ」で
先輩後輩を含めいろいろ振り回してしまいました、
しかし、その数だけ想い出もできました。
相変わらず
「K教授」は忙しく
私はあえて遠慮せず
必ず研究室の細かなイベントまで、
無理を承知で先生の執務室を訪ね説明とお誘いをし、
それから都合の悪いことも
お願いや頼みにくいことも
すべて、私が伝えると上手く行くと言う
神話的空気になってしまい役割のようになりました。
「カトちゃん」いつもごめんね!
その日は、学部執行役会議、教授会議、
学部長会議、出張、学会、オールN大教授会
なんだけど・・・・、
どれもこれも
私達の企画したイベントなんかとは
比べものにならない重要なものばかりでした。
ある時、
私達が企画した研究室の
「焼き肉食べ放題」7:00~10:00の時も
難しいとの返事をいただいておりましたが、
先生はちゃんと
東横線の小さな駅の店を地図を頼りに探し
終宴まぎわの9:45に、
私達との残り15分のために、
しかも私達が食べられる程度の
安い輸入肉にも関わらず、
誠実にちゃんと努力と気持ちを示していただける
想いやりのある先生であることは間違いありませんでした。
お宅にも何度も、
お誘いいただき、みんなで押しかけた時も
「奥様」から
せっかくだから「何がいいかしら」と
私が聴かれた時も、
私は素直にアパートの者が多いから、
日頃、食べられない揚げたての
「天ぷら」が食べられるとうれしいです
と正直に伝え答えると、
当日は
個々が揚げたてを食べられるようにと
工夫がされており
多く種類の「ネタ」と多量のしたごしらいと、
他にもお腹を満たせてあげたいとの心遣いを感じる
内容の物ばかりをご用意いただきお世話を掛けました。
3年の時には、ご夫婦を食事会にご招待し、
4年の時には、ご夫婦を下田への宿泊旅行にご招待し
相変わらずの多忙の「K教授」は
直前に入った会議で、翌朝のとんぼ返りでしたが
大変喜んでいただき楽しい時間を共有できました。
個人的には特に、
4年になる入試の間近のとある日に
いつものように
「K教授」からの呼び出し、
「カトウちゃん」
今度、泊めてもらいたいんだけど!
えェ!! 先生をですか?
いいですけど、
私し、4畳半の共同トイレですよ、
そんなの構わんよ、 はぁ~
数日後、
「K教授」が
今日いってもいいかな?
本当に本当に来るんですか
前にいたじゃないか、
こりゃ本気だ!
もしやと思い
でもちゃんと掃除はしていたから
「歓迎しますよ!」
その夜二人は、
いつもの学生向けの定食屋で夕食を取り、
風呂桶を持ち銭湯まで行きました、
またまた、ついでに背中まで洗ってもらい、
恐縮しぱなしでした。
急な話だったので
洗濯物をコイランドリーで洗い
乾燥して襟に糊付けとアイロンを施し
朝早く大学へ送り出したこと、
良い想い出になりました。
また、
奥様が旅行でお留守の時、
「カトウちゃん」
家に泊まりにおいでよ、
ハァ~? いいんですか?
ものしずかでメガネ越しの
優しい目でお誘いいただけましたね。
翌朝は、
驚きましたよ、
先生が私のために
朝食を作っていただき、
「カトウちゃん」朝食たべない?
と不覚にも寝過ごした私を起こしてもらい、
手慣れを感じる厚焼きたまごに、
サケ、のり、納豆、お漬け物、味噌汁を、
先生!!
これ今作ったんですか?
そうだよ、
にわかに信じがたく本当に驚きました。
もちろん美味かったですよ、
独身が永かったから
まだまだ
「カトウちゃん」には負けないよ!!
得意満面の笑みで
もてなしと心使いをいただき恐縮しました。
それと
多忙の中でも、
見た映画があると仲間と一緒に出掛けましたね。
まだまだ書ききれない
沢山の想い出とエピソードがありますが
別の機会にまわします。
私が先生と関わる中で感じるものは
人は、
・大切な人に認められたい
・そして褒められたい
・相手の中に自身を感じる事が出来れば頑張れる。
・常にちゃんと「見てて」くれれば頑張れる。
・目を配る、目を施す、目をかける、目をつぶる
・心には心で、
そして最も大切に想うことは、
・信じ、託し、応えてくれるに大人が確かにいる。
尊敬と目標に出来る人が確かにいる。
この事実を知ることが出来たことが、
今の私の根幹であり、
この時の出来事や信頼関係が強く影響を受けており
人との関わる今の仕事や人を育成教育するときに
特に、心がけるべき大切さを今もそこに感じています。
卒業後もその親交が続き
今度は人生の先輩として
「K教授」と「現H教授」とも深い親交が続きました、
「現H教授」が
研究室がらみの飲み会で必ず
「K教授」の話しで盛り上がると
「伝説の先輩」の話が出るんだよ、
「カトウちゃん」君のことだよ、
「K教授」が
後にも先にもあんなに親しく可愛がった学生はおらず、
先生が学生のアパートに泊まりに行ったなんて、
学生が先生家に泊まりに行ったなんて、
いまだに伝説で、
今でも話しに花が咲くんだよと教えてくれました。
私の卒業後に
「K教授」は
N大農獣医学部学部長となり
オールN大副総長を兼務歴任なさり
亡くなられるまでは
本当に大学と研究のために
ご活躍ご貢献なさいました。
そして、
私にとつて先生はとても大切な方で
大きく偉大な「チャンスの神様」でした。
近いうちに
「現H教授」の音頭で
震災で一度流れたお墓参りを
有志の先輩後輩で会い行きますから待ってて下さい。
・チャンスの神様 ~前編~
<オリジナルにつき無断転載転用禁止>
ヒューマンプロファイリング
助言アドバイス

緑黄色野菜のベータカロチンである