ツクシの冒険(前編) | 公益財団法人 ヒューマニン財団活動BLOG

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私たちヒューマニン財団は、犬猫のクオリティー・オブ・ライフ(QOL)を向上させるとともに、個人や社会に役立つペット(犬猫)を育成し、動物介在活動を推進することにより広く社会に貢献します。

たくさんの人が集まっている場所が苦手なツクシくん。

ツクシは保護当時から、初めて会う人に慣れるまでに時間がかかるというのはわかっていたのですが、不特定多数の人がいる場所に足を踏み入れると、『ぼく、帰ります!』というように頑張ってその場から離れようとします。

それに気がついたのは、公園でのお花見のこと。。。

このままでは将来、大きな公園で行う野外イベントや、屋台などが出るお祭りには近づけないし、アウトレットモールでウインドーショッピングもできないし、高速道路のパーキングエリアで車から出て休憩するときも困ってしまいます。

ということで、ツクシに『たくさんの人がいても大丈夫』ということを教えるために、社会化訓練に出かけました。

 

訓練場所は、大型ショッピングセンターのバス乗り場。

この場所は駐車場からお店に出入りする人、バスを待つ人、そしてバスから降りてきた人がひっきりなしに行き来するので、じっとしているだけで数え切れないほどの人達が私たちの前を通り過ぎて行ってくれます。

そこで、『インストラクターの横でじっとしている』というのがツクシの目標です。

 

最初は、やっぱり『ぼく帰る〜!!』とあたふたしていましたが、隅っこの邪魔にならない場所に座り、撫でられていると、顔と耳のキョロキョロは止まりませんが、少なくとも体はじっとしていることができるようになりました。

 

 

さらに、慣れてくると撫でられていなくても、またインストラクターが立っても、横にいられるようになりました。

なかなかの進歩です。

 

 

時に、『綺麗な犬だね〜』と言いながら近づいてくる人がいると、半歩後ろに下がりインストラクターの後ろに隠れようとしますが、そういう時はおやつをもらい、なんとか我慢。

ちなみに、緊張している場面でも、躊躇なくおやつを食べられるかどうかで、犬のストレス具合を判断することができます。

かなりのストレスを感じているときは、おやつも食べられなくなります。

 

 

たった20分ほどじっとしていただけでしたが、ツクシのこれまでの人生の中でこんなにも多くの人を一度にみたのは初めてだったのではないでしょうか。

 

(続く)